2026年の天文カレンダー:一年の主要な天体イベント

~108 min

2026年の夜空では何が起こるのでしょう?以下では、月と惑星の接近から日食・月食、主要な流星群まで、注目の天文現象を月ごとにまとめて紹介します。特にワクワクするイベントには星印(⭐)を付けました。これらは別記事の「2026年の注目天文イベント」「2026年の穴場天文イベント」にもまとめています。イベントがあなたの場所でいつ見られるかを知りたい場合は、Sky Tonightアプリをご利用ください。

内容

2026年1月の注目天文イベント

2026年1月に起こる注目の天文現象をご紹介します。この月の詳しいガイドは、専用記事をご覧ください。これらのイベントはすべて、Sky Tonightの天文カレンダーにも掲載されています。

1月1日:月がアルデバランに接近

1月1日、月が赤い恒星アルデバラン(等級 0.9)に接近して見えます。両天体の離角は9°31'です。おうし座に位置し、夕方に空高く昇るころが最も見やすいでしょう。

続きを読むアルデバラン:「牡牛の目」

1月3日:満月(スーパームーン)

1月の満月は伝統的にウルフムーンと呼ばれ、今年は年最初のスーパームーンでもあります!満月の瞬間、月はふたご座に位置します。

続きを読む2026年1月のウルフ・スーパームーン

1月3日:月が木星に接近

1月3日、照度99%の月が木星(等級 −2.6)に接近して見えます。離角は3°36'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

1月3日〜4日:しぶんぎ座流星群の極大 ⭐

2025年しぶんぎ座流星群
しぶんぎ座流星群は、うしかい座から放射しているように見えますが、そのエリアだけに集中する必要はありません。流星をたくさん見るためには、空全体を広く見渡すのがおすすめです。
  • 1時間あたりの流星数:80(満月のため見えるのは≈10個程度)
  • 月の照度:100%
  • 最も見える地域:北半球

年最初の主要流星群である力強いしぶんぎ座流星群は、1月3日〜4日の夜に極大を迎えます。条件が良ければ、1時間に何十個もの流れ星が見られます。残念ながら今年は極大が満月と重なり、観測条件は不利です。それでも、この活発な流星群は見る価値があります!Sky Tonightでお住まいの場所の放射点を探し、地平線から高く昇るほど、見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年のしぶんぎ座流星群の見方

1月4日:月がポルックスに接近

1月4日、ほぼ満月(照度99%)の月がポルックス(等級 1.2)に接近して見えます。離角は2°58'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。近くには明るい木星(等級 −2.6)も輝きます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

1月4日:24P/ショーマス彗星が地球に最接近

1月4日、24P/ショーマス彗星が地球に最接近します。この頃、彗星は等級7.8程度まで明るくなる見込みで、暗い空の下なら望遠鏡や高倍率の双眼鏡のターゲットになります。両半球から見えますが、北半球の観測者にはより高く見えるでしょう。空での位置はSky Tonightで確認できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

1月5日:月がプレセペ星団に接近

1月5日、照度96%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°28'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

1月6日:月がレグルスに接近

1月6日、照度86%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°25'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、西ロシア、モンゴル、中国北部、韓国、日本で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

1月8日:24P/ショーマス彗星が近日点通過

24P/Schaumasse
2026年初めにおけるショーマス彗星の星座間の通り道。

1月8日、24P/ショーマス彗星が近日点(軌道上で太陽に最も近い点)を通過します。この頃、彗星は等級7.7程度まで明るくなる見込みで、暗い空の下なら望遠鏡や高倍率の双眼鏡で観測できます。彗星は両半球から見えますが、北半球の観測者にはより高く見えるでしょう。空での位置はSky Tonightで確認できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

1月10日:木星が衝(しょう) ⭐

1月:木星が衝に
木星は日没から日の出まで一晩中見え、真夜中頃に天空の最高点に達します。ふたご座で探してみましょう。

1月10日、木星が地球から見て太陽と正反対の位置(衝)になります。木星の観測・撮影に最適なタイミングで、最大光度となり、一晩中見えます。衝のころ、木星はふたご座で等級−2.7で輝き、肉眼でも簡単に見つけられます。空での位置はSky Tonightを使うと便利です。

続きを読む惑星の衝

1月10日:月がスピカに接近

1月10日、照度54%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°45'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

1月14日:月がアンタレスに接近 ⭐

Occultation of Antares (2026-01-14)
2026年1月14日のアンタレスの月掩蔽の可視域マップ。

1月14日、照度14%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°33'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、オーストラリアの観測者は掩蔽(月がアンタレスを隠す現象)を見ることができます。掩蔽の見える範囲の地図はSky Tonightで確認できます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

1月20日:C/2024 E1(ウィエルツホシュ)彗星が近日点通過 ⭐

Comet C/2024 E1 (Wierzchos)
2026年初頭におけるフィエチジョシュ彗星の星座間の移動経路。

1月20日、C/2024 E1(ウィエルツホシュ)彗星が近日点(太陽に最も近づく点)を通過します。南半球では双眼鏡で見えるようになる見込みです。最も楽観的なシナリオでは等級5ほどまで明るくなり、小型の双眼鏡でも見つけやすい対象になるかもしれません。空での位置はSky Tonightで確認できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

1月23日:月が土星に接近

1月23日、照度20%の月が土星(等級 1.0)に接近して見えます。離角は3°49'です。うお座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

1月23日:月が海王星に接近

1月23日、照度22%の月が海王星(等級 7.8)に接近して見えます。離角は3°08'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

1月27日:月がプレアデス星団に接近

1月27日、照度69%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°02'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。ヨーロッパ全域、北アフリカ、中東、西アジアの一部では、プレアデス星団の月による掩蔽が見られます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

1月27日:月が天王星に接近

1月27日、照度66%の月が天王星(等級 5.7)に接近して見えます。離角は5°16'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

1月28日:月がアルデバランに接近

1月28日、月が赤い恒星アルデバラン(等級 0.9)に接近して見えます。離角は10°05'です。おうし座に位置し、夕方早い時間帯には薄明の空でひときわ目立つ存在になるでしょう。

続きを読むアルデバラン:「牡牛の目」

1月31日:月が木星に接近

1月31日、照度95%の月が木星(等級 −2.6)に接近して見えます。離角は3°47'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

クイズに挑戦木星についてどれくらい知ってる?

What type of planet is Jupiter?
太陽系最大の惑星の秘密を解き明かす準備はできていますか?「惑星の王」の木星についての知識を試してみましょう!
クイズをスタート!

1月31日:月がポルックスに接近

1月31日、照度97%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は2°57'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

2026年2月の注目天文イベント

2月1日:満月

2月の満月は伝統的にスノームーンと呼ばれます。満月の瞬間、月はかに座に位置し、有名なプレセペ星団の近くに見えます。

続きを読む2026年2月のスノームーン

2月1日:月がプレセペ星団に接近

2月1日、照度100%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°26'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

2月3日:月がレグルスに接近

2月3日、照度98%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°20'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、アメリカとカナダの大部分、グリーンランド、西アフリカの一部で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

2月7日:月がスピカに接近

2月7日、照度70%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°40'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

2月11日:月がアンタレスに接近

2月11日、照度35%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°40'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、南極、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、フォークランド諸島東部、ブーベ島で見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

2月17日:金環日食

2月17日、見ごたえのある金環日食が起こります。残念ながら、金環が見られるのは南極のみです。部分日食は、アルゼンチンとチリの最南部、そして南部アフリカの広い地域で見られます。日食の見える範囲の地図はSky Tonightで確認できます。

続きを読む日食:なぜ起こる?どう観測する?

2月17日:フィエチジョシュ彗星(C/2024 E1)が地球に最接近 ⭐

Comet C/2024 E1 (Wierzchos)
2026年初頭におけるフィエチジョシュ彗星の星座間の移動経路。

2月17日、フィエチジョシュ彗星(C/2024 E1)が地球に最接近します。この前後に、彗星は北半球の観測者にも見えるようになる見込みです。等級は約8で、日没から約1時間後に南西の地平線の低い位置に現れます。観測には強力な双眼鏡や小型の望遠鏡を使いましょう。空での位置はSky Tonightで確認できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

2月18日:月が水星に接近

2月18日、照度2%の月がみずがめ座で水星(等級 −0.5)に大接近します。離角はわずか0°06'です。水星は肉眼で見え、空が暗く澄んでいれば、月の極細の三日月も光学機器なしで見つけられるかもしれません。メキシコ、アメリカ本土(48州)、オーストラリア東部、ニュージーランドでは、掩蔽(月が水星の前を通過する現象)が起こります。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

2月19日:水星が東方最大離角

2月19日、水星が太陽からの見かけの角距離が最大(18°07')となる東方最大離角を迎え、水星観測に最適なタイミングになります。水星は夕方の空で等級−0.6で輝き、みずがめ座で肉眼でも見えます。

続きを読む離角とは?

2月19日:月が土星に接近

2月19日、照度6%の月が土星(等級 1.0)に接近して見えます。離角は4°04'です。うお座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

2月19日:月が海王星に接近

2月19日、照度6%の月が海王星(等級 7.8)に接近して見えます。離角は3°15'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

2月23日:月が天王星に接近

2月23日、照度43%の月が天王星(等級 5.7)に接近して見えます。離角は5°21'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

2月24日:月がプレアデス星団に接近

2月24日、照度45%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°07'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

2月27日:月が木星に接近

2月27日、照度80%の月が木星(等級 −2.4)に接近して見えます。離角は3°54'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

2月27日:月がポルックスに接近

2月27日、照度84%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は2°54'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

2月28日:月がプレセペ星団に接近

2月28日、照度92%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°27'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

2月28日:6惑星直列 ⭐

2月:大規模な惑星直列
2月28日の日没後、西の地平線から伸びる美しい惑星の弧を探してみましょう。

2月28日ごろ、木星、天王星、土星、海王星、金星、水星の6つの惑星が、珍しい惑星直列として空に並びます。惑星は日没から約1時間後西の地平線付近で見られます。木星、土星、金星、水星は肉眼でも見つけられるほど明るい一方で、天王星と海王星を見つけるには双眼鏡や小型の望遠鏡が役立ちます。空で6つの惑星を手軽に探すなら、Star Walk 2がおすすめです。惑星直列の観測に特化した「Planet Walk」機能が搭載されています。

続きを読む惑星直列とは?

2026年3月の注目天文イベント

3月2日:月がレグルスに接近

3月2日、照度99%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°20'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、ロシア東部、モンゴル、中国北部、朝鮮半島、日本で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

3月3日:満月

3月の満月は伝統的にワームムーンと呼ばれます。今年は皆既月食と重なるため、「ブラッド・ワームムーン」と呼んでもよいでしょう。満月の瞬間、月はしし座に位置します。

続きを読む2026年3月のワームムーン

3月3日:皆既月食 ⭐

3月:月食
2026年3月3日の皆既月食の可視地図です。月食の正確な時刻とあなたの場所での見え方を知るには、Eclipse Guideアプリをご利用ください。

3月3日、皆既月食により月が赤く見えます。月食は、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、北アメリカ、南アメリカ、北極圏、南極の一部から見られます。特別な機材は不要ですが、双眼鏡があるとさらに楽しめます。月食の見える範囲の地図はSky Tonightで確認できます。

続きを読む月食:知っておきたいこと

3月6日:月がスピカに接近

3月6日、照度89%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°41'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

3月8日:金星と土星が接近 ⭐

Venus near Saturn
2026年3月8日、北半球から見た金星と土星の接近。

3月8日の夕方、まばゆい金星(等級 −3.9)がうお座で土星(等級 1.0)に接近します。観測するには、日没から約1時間後西の地平線の低い位置を探してください。どちらも肉眼で見えます。空での位置はSky Tonightを使うと便利です。

続きを読む2026年の惑星合

3月10日:月がアンタレスに接近

3月10日、照度58%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角は0°41'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、南極、マダガスカル、フランス領南方・南極地域、モーリシャスで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

3月15日:火星が水星に接近

3月15日、赤みを帯びた火星(等級 1.1)が、見つけにくい水星(等級 2.0)に接近します。両惑星の離角は3°21'です。みずがめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む2026年の惑星合

3月17日:月が水星に接近

3月17日、照度2%の月がみずがめ座で水星(等級 1.6)に接近して見えます。離角は1°45'です。水星は肉眼で見え、空が暗く澄んでいれば、月の細い三日月も光学機器なしで見つけられるかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

3月17日:月が火星に接近

3月17日、照度2%の月がみずがめ座で赤い火星(等級 1.1)に接近して見えます。離角は1°21'です。火星は肉眼で見え、暗い空なら月の細い三日月も光学機器なしで見える可能性があります。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

3月18日:ハウエル彗星が近日点通過

88P/Howell
2026年前半におけるハウエル彗星の星座間の通り道。

3月18日、ハウエル彗星(88P)が近日点を通過します。この頃、彗星は等級10程度まで明るくなる見込みで、暗い空の下なら望遠鏡で観測できます。南半球で最も見やすく、日の出前に東の地平線の低い位置に現れます。空での位置はSky Tonightで確認できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

3月18日:月が火星と水星に接近 ⭐

Moon near Mars and Mercury
2026年3月18日、南半球から見た、月と火星・水星の接近。

3月18日の朝、照度2%の月がみずがめ座で水星(等級 1.6)と火星(等級 1.1)に接近します。両惑星は肉眼で見え、暗く澄んだ空なら、月の極細の三日月も光学機器なしで見えるかもしれません。東の地平線の低い位置を探して、この天体のトリオをとらえましょう。見え方は、薄明の中で惑星が地平線から高く上がる赤道付近南半球でより良いです。空で月と惑星を素早く見つけるには、Sky Tonightが便利です。

3月20日:月が金星に接近

3月20日、照度2%の月がうお座で金星(等級 −3.9)に接近して見えます。離角は4°07'です。まばゆい金星は肉眼でも簡単に見え、空が暗く澄んでいれば、月の細い三日月も双眼鏡なしで見える可能性があります。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

3月20日:春分(3月分点)

3月20日、春分が起こり、北半球では天文学的な春南半球では秋の始まりとなります。また、世界中で昼と夜の長さがほぼ等しくなります。

続きを読む春分:2026年の春はいつ?

3月23日:月が天王星に接近

3月23日、照度22%の月が天王星(等級 5.8)に接近して見えます。離角は5°19'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

3月23日:月がプレアデス星団に接近

3月23日、照度23%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°04'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

3月26日:月が木星に接近

3月26日、照度58%の月が木星(等級 −2.2)に接近して見えます。離角は3°49'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

3月27日:月がポルックスに接近

3月27日、照度64%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は2°58'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

3月28日:月がプレセペ星団に接近

3月28日、照度75%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°25'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

3月29日:月がレグルスに接近

3月29日、照度89%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°18'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、西ロシアの一部で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

2026年4月の注目天文イベント

4月2日:満月

4月の満月は伝統的にピンクムーンと呼ばれます。この満月は、2026年のイースターの日付を決めるという点でも特別です。満月の瞬間、月はおとめ座に位置します。

続きを読む2026年4月のピンクムーン

4月3日:月がスピカに接近

4月3日、照度99%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°38'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

4月3日:水星が西方最大離角(今年最高の見やすさ)

4月3日、水星がその年で最大の太陽離角(27°49')となる西方最大離角を迎えます。水星を観測する年最高のチャンスをお見逃しなく!水星は等級0.3でみずがめ座に位置し、明け方の空の低い位置で肉眼でも見えます。

続きを読む離角とは?

4月6日:月がアンタレスに接近

4月6日、照度80%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°35'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、アンタレスの月による掩蔽が、南極、マダガスカル、フランス領南方・南極地域、モーリシャスで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

4月15日:月が水星に接近

4月15日、照度5%の月がうお座で水星(等級 0.0)に接近して見えます。両天体の離角は4°33'で、どちらも肉眼で見えます。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

4月15日:月が海王星に接近

4月15日、照度4%の月が海王星(等級 7.8)に接近して見えます。離角は3°26'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

4月15日:月が火星に接近

4月15日、照度3%の月がみずがめ座で赤い火星(等級 1.2)に接近して見えます。離角は3°16'です。火星は肉眼でも見えますが、明るい薄明の空では月の細い三日月は見つけにくいかもしれません。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

4月16日:月が土星に接近

4月16日、照度3%の月が土星(等級 0.9)に接近して見えます。離角は4°38'です。月はうお座、土星はくじら座に位置します。肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

4月18日:4惑星直列 ⭐

April Planetary Alignment
2026年4月18日、南半球から見た、土星・火星・水星・海王星の惑星直列。

4月18日ごろ、土星、火星、水星、海王星の4つの惑星が、わずか約4°という狭い範囲に集まります。ただし惑星が太陽に非常に近い位置にあるため、観測は難易度が高いでしょう。最も狙いやすいのは、日の出約1時間前東の地平線の低い位置を探すことです。南半球では、空がまだ暗いうちに惑星がやや高く昇るため有利になります。

土星、火星、水星肉眼で見えるはずです。海王星は通常は小型望遠鏡で見えますが、明るい薄明の中では光学機器を使っても暗すぎて見つけにくい可能性があります。空で惑星を手軽に探すなら、Star Walk 2がおすすめです。惑星直列の追跡に特化した「Planet Walk」機能が搭載されています。

4月19日:月が金星に接近

4月19日、照度5%の月が金星(等級 −3.9)に接近して見えます。月はおひつじ座にあり、金星はおひつじ座とおうし座の境界付近に位置します。離角は4°35'です。肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

4月19日:月がプレアデス星団に接近

4月19日、照度7%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は0°58'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

4月19日:火星が土星に接近

4月19日、赤い火星(等級 1.2)が土星(等級 0.9)に接近して見えます。両惑星の離角は3°21'です。くじら座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む2026年の惑星合

4月19日:月が天王星に接近

4月19日、照度7%の月が天王星(等級 5.8)に接近して見えます。離角は5°12'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

4月20日:水星が土星に接近

4月20日、水星(等級 −0.1)が土星(等級 0.9)に接近して見えます。両惑星の離角はわずか0°27'です。くじら座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む2026年の惑星合

4月20日:水星が火星に接近

4月20日、水星(等級 −0.1)が火星(等級 1.2)に接近して見えます。両惑星の離角は1°39'です。くじら座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む2026年の惑星合

4月22日:こと座流星群の極大 ⭐

Lyrids’ radiant
こと座流星群の放射点(流星が放射状に飛び出す地点)は、こと座に位置しています。
  • 1時間あたりの流星数:最大18
  • 月の照度:38%
  • 最も見える地域:北半球

4月22日、こと座流星群が極大を迎えます。2026年は、観測条件はまずまずで、満ちていく細い月が大きな妨げにはならないでしょう。観測は、北半球の中緯度では22:30ごろ以降、南半球の中緯度では深夜0時以降に始めるのがおすすめです。Sky Tonightでお住まいの場所の放射点を探し、地平線から高く昇るほど、見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年こと座流星群:4月の注目流星群

4月22日:月が木星に接近

4月22日、照度37%の月が木星(等級 −2.0)に接近して見えます。離角は3°29'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

4月23日:月がポルックスに接近

4月23日、照度41%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°08'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

4月24日:金星がプレアデス星団に接近

4月24日、金星(等級 −3.9)が、おうし座でプレアデス星団(等級 1.2)の近くを通過します。離角は3°29'です。まばゆい金星は肉眼でも簡単に見つけられますが、プレアデス星団を双眼鏡なしで見るには、暗く澄んだ空が必要です。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

4月24日:月がプレセペ星団に接近

4月24日、照度53%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°14'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

4月25日:C/2025 R3が最大光度に到達 ⭐

The path of Comet C/2025 R3
2026年4月に星座を横切るC/2025 R3彗星の進路。

4月25日ごろ、C/2025 R3(PANSTARRS)彗星が最大光度に達し、等級は約7.7になると見積もられています。つまり、双眼鏡で見える可能性があります。予報によっては、等級3.7程度まで明るくなり、肉眼で見えるようになるかもしれません!見え方は地域によって異なります。北半球では4月下旬に明け方の空で見られる可能性があり、南半球では5月上旬に夕方の空で見えるかもしれません。Sky Tonightでお住まいの場所の彗星の位置を追跡できます。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

4月26日:月がレグルスに接近

4月26日、照度70%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°20'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、ブラジル、アメリカ本土(48州)、コロンビア、ベネズエラで見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

4月30日:月がスピカに接近

4月30日、照度98%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°38'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

2026年5月の注目天文イベント

5月1日:満月(マイクロムーン)

5月の満月は伝統的にフラワームーンと呼ばれます。2026年は5月に満月が2回あり、この満月はその1回目になります。また、スーパームーンとは反対のマイクロムーンでもあります。満月の瞬間、月はてんびん座に位置します。

続きを読む2026年5月のフラワームーン

5月4日:月がアンタレスに接近

5月4日、照度94%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°26'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、アンタレスの月による掩蔽が、南極、アルゼンチン、チリ、ボリビアで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

5月5日〜6日:みずがめ座η(エータ)流星群の極大 ⭐

2025年みずがめ座エータ流星群
みずがめ座エータ流星群はみずがめ座のエータ星付近から放射しているように見えます。この星座が流星群の名前の由来です。
  • 1時間あたりの流星数:最大50
  • 月の照度:82%
  • 最も見える地域:南半球

みずがめ座η(エータ)流星群は、5月5日〜6日の夜に極大を迎えます。暗い空の下では、南半球の観測者は1時間に最大50個の流星を見られる一方、赤道以北では1時間に10〜30個程度の流れ星が期待できます。ところが2026年は、極大が満月の5日後に当たり、明るい月明かりが多くの淡い流星をかき消してしまうため、観測条件は厳しめです。Sky Tonightでお住まいの場所の放射点を探し、地平線から高く昇るほど、見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年みずがめ座η流星群:いつ・どう見える?

5月13日:月が海王星に接近

5月13日、照度17%の月が海王星(等級 7.8)に接近して見えます。離角は3°40'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

5月13日:月が土星に接近

5月13日、照度13%の月が土星(等級 0.9)に接近して見えます。離角は5°03'です。月はうお座、土星はくじら座に位置します。肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

5月14日:月が火星に接近

5月14日、照度5%の月がうお座で赤い火星(等級 1.3)に接近して見えます。離角は4°41'です。火星は肉眼でも見え、暗い空なら月の細い三日月も光学機器なしで見える可能性があります。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

5月19日:月が金星に接近

5月19日、照度8%の月がおうし座で金星(等級 −3.9)に接近して見えます。離角は2°56'です。まばゆい金星も月の細い三日月も、どちらも肉眼で見えます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

5月20日:月が木星に接近

5月20日、照度20%の月が木星(等級 −1.9)に接近して見えます。離角は3°00'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

5月20日:月がポルックスに接近

5月20日、照度20%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°21'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

5月21日:月がプレセペ星団に接近

5月21日、照度30%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は1°00'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

5月23日:月がレグルスに接近

5月23日、照度48%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°20'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、オセアニアの一部で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

5月27日:月がスピカに接近

5月27日、照度87%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°45'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

5月31日:月がアンタレスに接近

5月31日、照度100%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°23'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、アルゼンチン、オーストラリア東部、チリ、ニュージーランドで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

5月31日:満月(ブルームーン、マイクロムーン) ⭐

5月:マイクロ・ブルームーン
5月31日の満月は、その年で最も小さく、平均的な満月よりも約5.5%小さく見えます。

2026年5月に起こる2回目の満月は、ブルームーンと呼ばれ、5月31日に起こります。この満月は月の遠地点(地球から最も遠い地点)付近で起こるため、その年で最も小さなマイクロムーンにもなります。満月の瞬間、月はさそり座に位置します。Sky Tonightでお住まいの場所の月の出時刻を確認し、地平線から昇る満月の迫力ある姿を見逃さないようにしましょう。

続きを読む2026年5月のブルームーン

2026年6月の注目天文イベント

6月7日:金星がポルックスに接近

6月7日、金星(等級 −4.0)がふたご座で恒星ポルックス(等級 1.1)の近くを通過します。両天体の離角は4°40'です。金星もポルックスも肉眼で見えます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

6月9日:金星と木星が接近 ⭐

6月:金星と木星の接近
最も明るい2つの惑星、金星と木星が、ふたご座で接近して輝きます。

6月9日、空で最も明るい2つの惑星である金星と木星が、非常に近くに並んで見えます。ふたご座で、両者の間隔はわずか1°30′まで接近します。観測は日没後の夕方の空がおすすめで、どちらも肉眼で簡単に見つけられます。金星は等級−4.0でまばゆく輝き、木星は等級−1.9で光ります。Sky Tonightを使えば、空で2つの惑星を素早く見つけられます。

続きを読む2026年の惑星合

6月9日:月が海王星に接近

6月9日、照度37%の月が海王星(等級 7.8)に接近して見えます。離角は3°57'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

6月10日:月が土星に接近

6月10日、照度30%の月が土星(等級 0.8)に接近して見えます。離角は5°32'です。うお座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

クイズに挑戦土星についてどれくらい知ってる?

Saturn Quiz: Lord of the Rings… and Moons!
土星のこと、どれくらい知っていますか?🪐このクイズに挑戦して、土星の 象徴的なリング、不思議な嵐、謎めいた衛星 などについての知識を試してみましょう!
クイズをスタート!

6月12日:月が火星に接近

6月12日、照度8%の月がおひつじ座で赤い火星(等級 1.3)に接近して見えます。離角は5°23'です。火星は肉眼でも見え、暗い空なら月の細い三日月も光学機器なしで見える可能性があります。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

6月12日:3惑星直列 ⭐

Planetary Alignment June 2026
2026年6月12日、北半球から見た、水星・木星・金星の惑星直列。

6月12日ごろ、ミニ「3惑星直列」が夕方の空を彩ります。日没から約1時間後、西の地平線の上を見上げると、水星、木星、金星がきれいな斜めの列を作って並びます。3つの惑星はいずれも肉眼で簡単に見え、約10°ほどの範囲に集まります。6月16日ごろからは、非常に細い月もこの並びに加わり、さらに絵になる眺めになるでしょう。空で惑星を手軽に探すなら、Star Walk 2がおすすめです。惑星直列の追跡に特化した「Planet Walk」機能が搭載されています。

6月13日:月がプレアデス星団に接近

6月13日、照度4%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は0°56'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

6月13日:月が天王星に接近

6月13日、照度3%の月が天王星(等級 5.8)に接近して見えます。離角は5°11'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

6月15日:水星が東方最大離角

6月15日、水星が太陽からの見かけの角距離が最大(24°31')となる東方最大離角を迎え、水星観測に最適なタイミングになります。水星は夕方の空で等級0.4で輝き、ふたご座で肉眼でも見えます。

続きを読む離角とは?

6月16日:月が水星に接近

6月16日、照度4%の月がふたご座で水星(等級 0.6)に接近して見えます。両天体の離角は2°32'です。水星は肉眼で見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中では見つけにくいかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

6月17日:月がポルックスに接近

6月17日、照度6%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°31'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

6月17日:月が木星に接近

6月17日、照度7%の月が木星(等級 −1.8)に接近して見えます。離角は2°27'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の細い三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくい点に注意してください。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

6月17日:月が金星に接近 ⭐

Lunar occultation of Venus
2026年6月17日に起こる金星食の可視範囲マップ。

6月17日、照度11%の月がかに座で金星(等級 −4.0)に大接近します。まばゆい金星も月の細い三日月も、どちらも肉眼で見えます。さらに、掩蔽――月が金星を隠す現象――が起こり、アメリカ本土(48州)、カナダ、ブラジル、ベネズエラの観測者は金星の掩蔽を見られます。掩蔽は日中に起こりますが、両天体は十分に明るいため、観測できる可能性があります!日中の空で月と金星を素早く見つけるには、Sky Tonightが便利です。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

6月18日:月がプレセペ星団に接近

6月18日、照度12%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は0°48'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

6月19日:月がレグルスに接近

6月19日、照度26%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°18'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が、南アフリカ、モザンビーク、マダガスカル、ジンバブエで見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

6月21日:夏至(6月の至点)

6月21日、至点が起こり、北半球では天文学的な夏南半球では冬の始まりとなります。また、北半球では一年で最も昼が長く、南半球では最も昼が短い日になります。

続きを読む2026年の夏至:夏の始まりと一年で最も長い昼

6月23日:月がスピカに接近

6月23日、照度68%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は1°58'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

6月25日:水星が木星に接近

6月25日、水星(等級 1.3)が木星(等級 −1.8)に接近して見えます。両惑星の離角は3°44'です。水星はふたご座、木星はかに座に位置します。肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む2026年の惑星合

6月27日:月がアンタレスに接近

6月27日、照度95%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°26'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、アンタレスの月による掩蔽が、南極、オーストラリア、ニュージーランド、タスマニアで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

6月28日:火星がプレアデス星団に接近

6月28日、赤い火星(等級 1.3)がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は4°24'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

6月29日:満月(マイクロムーン)

6月の満月は伝統的にストロベリームーンと呼ばれます。2026年のこの満月は、スーパームーンとは反対のマイクロムーンでもあります。満月の瞬間、月はいて座に位置します。

続きを読む2026年6月のストロベリームーン

2026年7月の注目天文イベント

7月6日:月が海王星に接近

7月6日、照度60%の月が海王星(等級 7.7)に接近して見えます。離角は4°13'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

7月7日:月が土星に接近

7月7日、照度51%の月が土星(等級 0.7)に接近して見えます。離角は5°58'です。うお座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む土星:「環の王」

7月9日:金星がレグルスに接近

7月9日、金星(等級 −4.1)がしし座で恒星レグルス(等級 1.3)の近くを通過します。両天体の離角は0°58'です。金星もレグルスも肉眼で見えます。

7月10日:月がプレアデス星団に接近

7月10日、照度17%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°03'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

7月11日:月が天王星に接近

7月11日、照度15%の月が天王星(等級 5.8)に接近して見えます。離角は5°18'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

7月11日:月・火星・プレアデス星団が共演 ⭐

7月:月がプレアデス星団と火星に接近
7月11日の明け方の空で、細い三日月がプレアデス星団と赤みがかった火星と出会います。

7月11日の明け方、細い月(照度約15%)と火星(等級 1.4)、そしてプレアデス星団(等級 1.2)が、おうし座で接近して並びます。3つとも肉眼で見えるため、初心者でも気軽に楽しめる注目イベントです。プレアデス星団をより美しく見るなら双眼鏡がおすすめで、きらめく星の集まりとしてはっきり見えてきます。Sky Tonightを使えば、空で月・火星・プレアデス星団を素早く見つけられます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

7月15日:月がプレセペ星団に接近

7月15日、照度2%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は0°42'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

7月17日:月がレグルスに接近

7月17日、照度9%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°27'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽が起こりますが、陸地からは見られません。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

7月17日:月が金星に接近

7月17日、照度14%の月がしし座で金星(等級 −4.1)に接近して見えます。離角は1°47'です。まばゆい金星も月の細い三日月も、どちらも肉眼で見えます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

7月21日:月がスピカに接近

7月21日、照度46%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は2°09'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

7月24日:月がアンタレスに接近

7月24日、照度81%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°33'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、南極、フランス領南方・南極地域、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、フォークランド諸島で見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

7月29日:満月

7月の満月は伝統的にバックムーンと呼ばれます。2026年のこの満月は、北半球では地平線の低い位置に見えやすく、南半球では普段より高く見えるでしょう。満月の瞬間、月はやぎ座に位置します。

続きを読む2026年7月のバックムーン

7月30日〜31日:みずがめ座δ(デルタ)南流星群の極大 ⭐

Southern δ-Aquariids, α-Capricornids
みなみδみずがめ座流星群とやぎ座α流星群は、それぞれみずがめ座とやぎ座を放射点とし、空の中で互いに近い位置から流星が流れてくるように見える。
  • 1時間あたりの流星数:最大25
  • 月の照度:98%
  • 最も見える地域:南半球

みずがめ座δ(デルタ)南流星群は、7月30日〜31日の夜に極大を迎え、条件が良ければ1時間に最大25個の流星が期待できます。ところが2026年は、月がほぼ満月で非常に明るく、多くの淡い流星がかき消されるため、観測条件は悪いでしょう。建物や木、丘などで月のまぶしさを遮る工夫をし、Sky Tonightで放射点を探してください。放射点が地平線から高く昇るほど、見える流星が増える可能性が高くなります

おまけに、同じ夜にやぎ座α(アルファ)流星群も極大を迎えます!この流星群は1時間に5個程度と少なめですが、明るくゆっくりした火球で知られています。

続きを読むみずがめ座δ南流星群:観測ガイド

2026年8月の注目天文イベント

8月2日:1テンペル第2彗星が近日点に到達 ⭐

Comet 10P/Tempel 2
2026年中頃におけるテンペル第2彗星の星座間の移動経路。

8月2日、テンペル第2彗星が太陽に最も近づき、明るさは等級8前後まで増すと予想されています。暗い空なら、双眼鏡や小型望遠鏡で狙いやすい対象になります。彗星は両半球から見える見込みですが、南半球では地平線からより高く昇るため観測しやすいでしょう。日没直後の夕方の空で探してみてください。お住まいの場所でテンペル第2彗星を素早く見つけるには、Sky Tonightが便利です。

続きを読む2026年に見られる注目の彗星

8月2日:水星が西方最大離角

8月2日、水星が太陽からの見かけの角距離が最大(19°28')となる西方最大離角を迎え、水星観測に最適なタイミングになります。水星は等級0.0でふたご座に位置し、明け方の空で肉眼でも見えます。

続きを読む離角とは?

8月3日:月が海王星に接近

8月3日、照度80%の月が海王星(等級 7.7)に接近して見えます。離角は4°21'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

8月7日:月がプレアデス星団に接近

8月7日、照度37%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°10'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

8月7日:月が天王星に接近

8月7日、照度33%の月が天王星(等級 5.8)に接近して見えます。離角は5°23'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

8月9日:月が火星に接近

8月9日、照度16%の月がおうし座で赤い火星(等級 1.3)に接近して見えます。離角は4°24'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

クイズに挑戦火星についてどれくらい知ってる?

Mars Quiz Intro
わたしたちの子孫が火星に住むかもしれません。このクイズで人類の未来の住まいを探検しましょう!
クイズをスタート!

8月10日:月がポルックスに接近

8月10日、照度5%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°33'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

8月11日:月が水星に接近

8月11日、照度2%の月がかに座で水星(等級 −0.9)に接近して見えます。離角は1°58'です。水星は肉眼で見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

8月12日:6惑星直列 ⭐

8月:大規模な惑星直列
8月12日の夜明け前の空に、東から南西の地平線にかけて伸びる惑星の列が見えます。

8月12日ごろの夜明け前、木星、水星、火星、天王星、土星、海王星の6惑星が「惑星パレード」のように並びます。明るい惑星(木星、火星、水星、土星)は肉眼で見つけやすく、天王星と海王星は双眼鏡または小型望遠鏡での観測がおすすめです。空で惑星を手軽に探すなら、Star Walk 2が便利です。惑星直列の観測に特化した「Planet Walk」機能が搭載されています。

続きを読む惑星直列とは?わかりやすく解説

8月12日:ヨーロッパで皆既日食 ⭐

8月:日食
2026年8月12日の皆既日食の帯は、北大西洋と西ヨーロッパを横断します。日食の正確な時刻とあなたの場所での見え方を知るには、Eclipse Guideアプリをご利用ください。

8月12日、皆既日食がグリーンランド、アイスランド、ポルトガル、スペインを通過し、皆既帯では月が太陽を完全に覆う様子が見られます。ヨーロッパの広い範囲では部分日食になりますが、それでも太陽の大部分が欠け、見応えのある光景になるでしょう。日食の可視範囲マップはSky Tonightで確認できます。

続きを読む日食:なぜ起こる?どう観測する?

クイズに挑戦日食・月食についてどれくらい知ってる?

Man for eclipses quiz
月から日食を見ることができますか?日食が最初にビデオに記録されたのはいつですか?このクイズで日食と月食の知識をテストします。
クイズをスタート!

8月12日〜13日:ペルセウス座流星群の極大 ⭐

8月:ペルセウス座流星群の極大
ペルセウス座流星群は、その名前の由来であるペルセウス座から放射されているように見えます。
  • 1時間あたりの流星数:最大100
  • 月の照度:0%
  • 最も見える地域:北半球

一年で最も人気の高い流星群の一つ、ペルセウス座流星群は、8月12日〜13日の夜に極大を迎えます。2026年は観測条件が抜群で、極大が新月の時期に当たるため、空は完全に暗いままです。暗い場所を選び、Sky Tonightで放射点を追跡しましょう。放射点が地平線から高いほど、見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年ペルセウス座流星群:見逃せない流星群!

8月15日:金星が東方最大離角

8月15日、金星が太陽からの見かけの角距離が最大(45°53')となる東方最大離角を迎え、金星観測に最適なタイミングになります。金星は等級−4.3で輝き、おとめ座に位置します。夕方の空で肉眼でも簡単に見えます。

続きを読む離角とは?

クイズに挑戦金星についてどれくらい知ってる?

3D image of Venus
金星の1日が1年以上続くというのは本当ですか?金星が太陽系で最も明るくて熱い惑星はなぜですか?私たちの近くにある惑星についての興味深い事実を学びましょう!
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8月16日:月が金星に接近

8月16日、照度15%の月が、おとめ座で金星(等級 −4.4)に接近します。2天体の離角は1°50'です。まばゆく輝く金星と月の細い三日月は、どちらも肉眼で観測できます。

続きを読む金星 ― 地球の「邪悪な姉妹」

8月17日:月がスピカに接近

8月17日、照度25%の月が、青白く輝く恒星スピカ(等級 0.9)に接近します。2天体の離角は2°14'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡を使って観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

8月21日:月がアンタレスに接近

8月21日、照度60%の月が、赤く明るい恒星アンタレス(等級 1.0)に非常に接近します。2天体の離角はわずか0°37'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、南極、アルゼンチン、チリ、フォークランド諸島から観測可能です。

続きを読むアンタレス ― 「火星のライバル」

8月28日:満月

8月の満月は、伝統的にスタージョンムーンと呼ばれます。2026年のこの満月は、部分月食と重なるため特別です。満月の瞬間、月はみずがめ座に位置します。

続きを読む2026年8月のスタージョンムーン

8月28日:米国とヨーロッパで見られる深い部分月食 ⭐

Lunar eclipse map
2026年8月27日〜28日に起こる部分月食の可視範囲マップ。

8月28日、深い部分月食が起こり、月の96%が地球の影に入ります。皆既月食のような真っ赤な色ではなく、暗いオレンジ色に見える可能性があります。この月食は、北米・南米では全過程を観測でき、中部太平洋では月の出の頃に、アフリカ、ヨーロッパ、中東では月の入りの頃に見られます。観測に特別な機材は不要ですが、双眼鏡を使うとより楽しめます。可視範囲マップは Sky Tonight アプリで確認できます。

続きを読む月食とは?観測方法も解説

8月30日:月が海王星に接近

8月30日、照度95%の月が、うお座で海王星(等級 7.7)に接近します。2天体の離角は4°20'です。双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星 ― 太陽系で最も遠く、最も風の強い惑星

2026年9月の注目天文イベント

9月2日:金星がスピカに接近

9月2日、金星(等級 −4.6)がおとめ座で恒星スピカ(等級 0.9)の近くを通過します。両天体の離角は1°28'です。金星もスピカも肉眼で見えます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

9月3日:月がプレアデス星団に接近

9月3日、照度59%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°10'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

9月3日:月が天王星に接近

9月3日、照度55%の月が天王星(等級 5.7)に接近して見えます。離角は5°23'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

9月6日〜14日:月が4惑星に接近 ⭐

Moon near planets Sept 2026
2026年9月6日〜14日に、月が火星・木星・水星・金星のそばを次々と通過するようす。

9月6日から14日にかけて、月が火星、木星、水星、金星の近くを次々に通過します。9月6日には明け方の低い空で月の近くに火星が見え、9月8日の朝には細い三日月のそばに木星が接近します。9月12日には、極細の月が明るい夕方の薄明の中で水星の近くをかすめ、9月14日には金星と接近します。Sky Tonightでお住まいの場所における正確なタイミングを確認し、空のどの惑星も素早く見つけましょう。

続きを読む月のそばの明るい「星」:今夜、月の近くにある惑星は?

クイズに挑戦月の色は何色?

Colors of the Moon
月の色合いに関する知識を試してみましょう!🌕🌈月のクイズで満点を取れるのは15%だけです。果たしてその一人になれますか?
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9月6日:月が火星に接近

9月6日、照度22%の月がふたご座で赤い火星(等級 1.2)に接近して見えます。離角は2°57'です。月も火星も肉眼で見えます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

9月7日:月がポルックスに接近

9月7日、照度19%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°33'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

9月8日:月が木星に接近

9月8日、照度7%の月が木星(等級 −1.8)に大接近します。離角はわずか0°46'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、木星の月による掩蔽が、カナダ、グリーンランド、ロシア、アメリカ本土(48州)で見られます。月の細い三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくい点に注意してください。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

9月8日:月がプレセペ星団に接近

9月8日、照度10%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に接近して見えます。離角は0°42'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

9月9日:月がレグルスに接近

9月9日、照度2%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°29'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。月の極細の三日月は、明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

9月13日:月が水星に接近

9月13日、照度2%の月がおとめ座で水星(等級 −0.6)に接近して見えます。離角は3°24'です。水星は肉眼で見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

9月13日:月がスピカに接近

9月13日、照度8%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は2°12'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

9月14日:月が金星に接近

9月14日、照度12%の月がおとめ座で金星(等級 −4.7)に大接近します。離角はわずか0°28'です。まばゆい金星も月の細い三日月も、どちらも肉眼で見えます。また、金星の月による掩蔽が、アメリカ本土(48州)、カナダ、ブラジル、ベネズエラで見られます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

9月17日:月がアンタレスに接近

9月17日、照度37%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°34'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、南極、オーストラリア、タスマニア、ハード島、マクドナルド諸島で見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

9月22日:金星が今年最も明るく輝く ⭐

9月:明るい金星
日没直後、南西の空で輝く金星を探してみましょう。最高の状態で見るには、視界が開けた地平線が必要です。

9月22日、金星は等級−4.8に達し、今年の最輝を迎えます。おとめ座で、日没直後に南西の地平線近くの低い空に見える、まばゆい金星を探してみてください。望遠鏡で見ると、金星は細い三日月状(照度は約22%)に見えます。空で金星を手軽に見つけるには、Sky Tonightが便利です。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

9月23日:秋分(9月分点)

9月23日、秋分が起こり、北半球では天文学的な秋南半球では春の始まりとなります。また、世界中で昼と夜の長さがほぼ同じになります。

続きを読む2026年の秋分:秋の始まりはいつ?

9月26日:海王星が衝(しょう)

9月26日、遠い惑星・海王星が地球から見て太陽の正反対の位置(衝)になります。海王星を観測するのに最適な時期で、最も明るくなり、一晩中見やすくなります。衝の前後で、海王星は等級7.8まで明るくなります。うお座で、強力な双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む惑星の衝とは?.

9月26日:水星がスピカに接近

9月26日、水星(等級 −0.2)がおとめ座で恒星スピカ(等級 0.9)に大接近します。離角はわずか0°53'です。水星もスピカも明るい薄明の空では見つけにくいかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

9月26日:満月

2026年の9月の満月は、北半球で秋分に最も近い満月となるため、ハーベストムーンと呼ばれます。満月の瞬間、月はうお座に位置します。

続きを読む2026年9月のハーベストムーン

9月30日:月がプレアデス星団に接近

9月30日、照度80%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に接近して見えます。離角は1°04'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

2026年10月の注目天文イベント

10月4日:土星が衝 ⭐

10月:土星が衝に
土星はくじら座で一晩中見え、真夜中頃に天空の最高点に達します。

10月4日、土星が地球から見て太陽の正反対の位置(衝)になります。土星を観測・撮影するのに最適なタイミングで、最も明るくなり、一晩中見やすくなります。衝の頃、土星はくじら座で等級0.3で輝き、肉眼でも簡単に見えます。空で土星を素早く探すには、Sky Tonightが便利です。

続きを読む惑星の衝とは?

10月4日:月がポルックスに接近

10月4日、照度40%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°40'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

10月5日:月が火星に接近

10月5日、照度31%の月がかに座で赤い火星(等級 1.0)に接近して見えます。離角は1°05'です。月も火星も肉眼で見えます。また、火星の月による掩蔽がカナダで見られます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

10月5日:月がプレセペ星団に接近

10月5日、照度28%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に大接近します。離角はわずか0°36'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

10月6日:月が木星に大接近

10月6日、照度20%の月が木星(等級 −1.9)に大接近します。離角はわずか0°10'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、木星の月による掩蔽が、アフリカの一部、南北アメリカ、ポルトガル領アゾレス諸島、マデイラ諸島、サベージ諸島、カナリア諸島で見られます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

10月7日:月がレグルスに接近

10月7日、照度14%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°33'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽がアフリカの一部で見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

10月12日:月が金星に接近

10月12日、照度3%の月がおとめ座で金星(等級 −4.4)に接近します。離角は2°49'です。まばゆい金星は肉眼で簡単に見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

10月12日:水星が東方最大離角

10月12日、水星が太陽からの見かけの角距離が最大(25°09')となる東方最大離角を迎え、水星観測に最適なタイミングになります。水星は等級0.0で夕方の空に見え、てんびん座に位置します。肉眼でも観測できます。

続きを読む離角とは?

クイズに挑戦水星についてどれくらい知ってる?

Mercury Quiz
極端な気温変動から奇妙な日の出まで、このクイズで水星の不思議を体験してみませんか?合格できるのはわずか12%。あなたは挑戦を制することができるでしょうか?
クイズをスタート!

10月12日:月が水星に接近

10月12日、照度5%の月がてんびん座で水星(等級 0.0)に接近して見えます。離角は2°01'です。水星は肉眼で見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。

続きを読む水星:太陽系で最も小さい惑星

10月14日:月がアンタレスに接近

10月14日、照度17%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°24'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、ウルグアイ、ブラジル、サウスジョージア、サウスサンドウィッチ諸島、セントヘレナで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

10月21日:オリオン座流星群の極大 ⭐

オリオン座の放射点
オリオン座の放射点(流星が飛び出しているように見える点)はオリオン座に位置します。
  • 1時間あたりの流星数:最大20
  • 月の照度:70%
  • 見える地域:両半球

オリオン座流星群は中規模の流星群で、時には予想外に活発になることがあります。2026年は観測条件が比較的良好で、満ちていく凸月は真夜中過ぎに沈み、その後は月明かりのない暗い時間帯が数時間続きます。真夜中ごろから明け方まで観測を始めると、オリオン座が高く昇るにつれて流星数も増えやすくなります。Sky Tonightで放射点を探し、地平線から高く昇るほど見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年オリオン座流星群:いつ・どう見える?

10月23日:月が海王星に接近

10月23日、照度94%の月が海王星(等級 7.7)に接近して見えます。離角は4°16'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

10月26日:満月

2026年の10月の満月は、ハーベストムーンの次に来る最初の満月であることから、ハンターズムーンと呼ばれます。満月の瞬間、月はおひつじ座に位置します。

続きを読む2026年10月のハンターズムーン

10月28日:月が天王星に接近

10月28日、照度93%の月が天王星(等級 5.6)に接近して見えます。離角は5°08'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

10月28日:月がプレアデス星団に接近

10月28日、照度95%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に大接近します。離角はわずか0°56'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

10月31日:月がポルックスに接近

10月31日、照度63%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は3°53'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

2026年11月の注目天文イベント

11月2日:月が火星に接近

11月2日、照度42%の月がしし座で赤い火星(等級 0.8)に大接近します。離角はわずか0°57'です。月も火星も肉眼で見えます。また、火星の月による掩蔽が、フランス領ポリネシア、クック諸島、ピトケアン諸島で見られます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

11月2日:月が木星に大接近

11月2日、照度38%の月が木星(等級 −2.0)に大接近します。離角はわずか0°29'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、木星の月による掩蔽がオーストラリア、インドネシア、インド、マレーシアで見られます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

11月3日:月がレグルスに接近

11月3日、照度33%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に大接近します。離角はわずか0°45'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽がブラジル、アルゼンチン、ペルー、ボリビアで見られます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

11月4日〜5日:おうし座南群の極大

Northern & Southern Taurids
  • 1時間あたりの流星数:5〜10
  • 月の照度:14%
  • 見える地域:両半球

おうし座南群は活動期間が長く、出現数は多くないものの、ゆっくり動く明るい火球で知られる流星群です。2026年は欠けていく三日月の下で極大を迎えるため、観測条件は良好です。Sky Tonightで放射点を探し、地平線から高く昇るほど流星を見つけられる可能性が高くなります

続きを読む2026年おうし座南群:いつ・どう見える?

11月7日:月が金星に大接近

11月7日、照度4%の月がおとめ座で金星(等級 −4.5)に大接近します。離角はわずか0°57'です。まばゆい金星は肉眼で簡単に見えますが、月の極細の三日月は明るい薄明の中や地平線近くの低い位置では見つけにくいかもしれません。また、金星の月による掩蔽が、南極、アルゼンチン、チリ、フォークランド諸島で見られます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

11月7日:月がスピカに接近

11月7日、照度3%の月が青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近して見えます。離角は2°10'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。極細の月は、空が十分に暗くないと見つけにくい点に注意してください。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

11月9日:金星がスピカに接近

11月9日、金星(等級 −4.6)がおとめ座で恒星スピカ(等級 0.9)に接近します。離角は1°09'です。金星もスピカも肉眼で見えます。

続きを読む金星:地球の「邪悪な姉妹」

11月11日:月がアンタレスに大接近

11月11日、照度4%の月が明るい赤い恒星アンタレス(等級 1.0)に大接近します。離角はわずか0°16'です。さそり座で、肉眼または双眼鏡で観測できます(ただし、極細の月は空がかなり暗くないと見つけにくいかもしれません)。さらに、アンタレスの月による掩蔽が、サモア、トンガ、アメリカ領サモア、フィジーで見られます。

続きを読むアンタレス:「火星のライバル」

11月11日〜12日:おうし座北群の極大

Northern & Southern Taurids
  • 1時間あたりの流星数:最大5
  • 月の照度:10%
  • 見える地域:両半球

おうし座北群は11月12日ごろに極大を迎え、おうし座南群より流星数は少ないものの、同じくゆっくり動く明るい流星で知られます。2026年は観測条件が非常に良好で、極大は満ちていく三日月の下で起こり、11月9日の新月のおかげで極大前後の夜は暗い空が続きます。最良の結果を得るには真夜中以降に観測し、Sky Tonightで放射点の位置を確認しましょう。放射点が高く昇るほど見える流星が増える可能性が高くなります

続きを読む2026年おうし座北群:いつ・どう見える?

11月14日:4惑星の整列 ⭐

Planetary Alignment November 2026
2026年11月14日、北半球から見た、水星・金星・火星・木星の惑星直列。

11月14日ごろ、水星、金星、火星、木星の4惑星が空に集まります。北半球では南東の空、南半球では北東の空を探してください。金星と水星は地平線近くの低い位置に見え、火星と木星はより高い位置で比較的近くに輝きます。4惑星はすべて肉眼で観測可能です。空で惑星を簡単に見つけるには、Star Walk 2の「Planet Walk」機能が便利です(惑星直列の観測向けに作られています)。

続きを読む惑星直列とは?

11月16日:火星が木星に接近 ⭐

11月:火星と木星の接近
火星と木星は真夜中頃に一緒に昇り、明け方までに空高く登り、日の出前に輝く光景を見せてくれます。

11月16日、明るい2つの惑星——火星(等級 0.6)と木星(等級 −2.0)——が接近します。両惑星の離角はわずか1°11'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。空で火星と木星を素早く探すには、Sky Tonightを使ってください。

続きを読む2026年の惑星会合

11月17日〜18日:しし座流星群の極大 ⭐

Leonids' radiant
しし座流星群の放射点(流星が放射状に飛び出す地点)は、しし座に位置しています。
  • 1時間あたりの流星数:最大15
  • 月の照度:55%
  • 最も見やすい地域:北半球

2026年のしし座流星群は上弦の月の下で極大を迎えるため、月明かりで暗い流星が見えにくくなる可能性があります。しかし、月は11:00ごろに沈むので、その後は夜明けまで観測できます。Sky Tonightで放射点を探し、地平線から高く昇るほど流星を見つけられる可能性が高くなります

続きを読む2026年しし座流星群:いつ・どう見える?

クイズに挑戦流れ星を見つけるコツは?

Meteor Showers Quiz
このクイズに答えて、流星の狩りの準備ができているかどうかを確認し、多く流星を捕まえるための役立つヒントを入手します。
クイズをスタート!

11月20日:水星が西方最大離角

11月20日、水星が太陽からの見かけの角距離が最大(19°37')となる西方最大離角を迎え、水星観測に最適なタイミングになります。水星は等級−0.6で、てんびん座に位置し、明け方の空で肉眼でも見えます。

続きを読む離角とは?

11月20日:月が海王星に接近

11月20日、照度77%の月が海王星(等級 7.7)に接近して見えます。離角は4°24'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

11月24日:満月(スーパームーン)

11月の満月は伝統的にビーバームーンと呼ばれます。2026年はスーパームーンにもなります!満月の瞬間、月はおうし座に位置します。

続きを読む2026年11月のビーバー・スーパームーン

11月24日:月がプレアデス星団に接近

11月24日、照度100%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に大接近します。離角はわずか0°50'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

11月24日:月が天王星に接近

11月24日、照度93%の月が天王星(等級 5.6)に接近して見えます。離角は5°05'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

11月25日:火星がレグルスに接近

11月25日、赤い惑星の火星(等級 0.6)が、しし座で青白い恒星レグルス(等級 1.3)に接近します。離角は1°43'です。火星もレグルスも肉眼で見えます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

11月25日:天王星が衝 ⭐

Uranus at opposition
天王星の「衝」とは、太陽をはさんで地球の反対側に天王星が位置する配置を意味する。

11月25日、天王星が地球から見て太陽の正反対の位置(衝)になります。天王星を観測するのに最適なタイミングで、最も明るくなり、一晩中見やすくなります。衝の頃、天王星は等級5.6で、おうし座に位置します。強力な双眼鏡または望遠鏡で観測できます。空で天王星を素早く探すには、Sky Tonightが便利です。

続きを読む惑星の衝とは?

11月28日:月がポルックスに接近

11月28日、照度84%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は4°07'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

11月29日:月がプレセペ星団に大接近

11月29日、照度74%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に大接近します。離角はわずか0°10'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

11月30日:月が木星に接近

11月30日、照度60%の月が木星(等級 −2.2)に接近して見えます。離角は1°03'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、木星の月による掩蔽がアルゼンチン、チリ、南極、フォークランド諸島で見られます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

11月30日:月がレグルスに接近

11月30日、照度57%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に接近して見えます。離角は1°01'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。また、レグルスの月による掩蔽がニュージーランドとノーフォーク島で見られます。

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11月30日:月が火星に接近

11月30日、照度56%の月がしし座で赤い火星(等級 0.4)に接近して見えます。離角は2°59'です。月も火星も肉眼で見えます。

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2026年12月の主な天文現象

12月4日:月がスピカに接近

12月4日、照度17%の月が、空で青白い恒星スピカ(等級 0.9)に接近します。離角は2°19'です。おとめ座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。なお、月は非常に細い三日月のため、空が十分に暗くないと見つけにくい場合があります。

続きを読むスピカ:おとめ座で最も明るい星

12月12日:木星がレグルスに接近

12月12日、木星(等級 −2.2)が、しし座で青白い恒星レグルス(等級 1.3)に接近します。離角は3°12'です。木星もレグルスも肉眼で見えます。

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12月13日〜14日:ふたご座流星群の極大 ⭐

12月:ふたご座流星群の極大
ふたご座流星群は真に世界的なイベントであり、北半球と南半球の両方の観測者に素晴らしいショーを提供します。
  • 1時間あたりの流星数:最大150
  • 月の照度:20%
  • 最も見やすい地域:北半球

ふたご座流星群は、明るく、ゆっくりとした流星がさまざまな色に光ることで知られる、1年でも屈指の壮観な流星群です。2026年は観測条件が良好で、満ちていく細い月が観測の妨げになりにくいでしょう。北半球では、ふたご座にある放射点が日没ごろに昇るため、夕方から観測を始められます。南半球では、放射点は真夜中ごろに昇り、現地時刻2:00ごろに最も高くなります。Sky Tonightで放射点を追跡し、地平線から高いほど流星を見つけられる可能性が高くなります

続きを読む2026年ふたご座流星群:いつ・どう見える?

12月17日:月が海王星に接近

12月17日、照度55%の月が海王星(等級 7.7)に接近して見えます。離角は4°37'です。うお座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む海王星:太陽系で最も遠く、風の強い惑星

12月21日:12月の至点(冬至)

12月21日、至点が起こり、北半球では天文学的な冬南半球では夏の始まりとなります。また、北半球では1年で最も昼が短く、南半球では最も昼が長い日になります。

続きを読む2026年の冬至:一年で最も昼が短い日

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12月21日:月がプレアデス星団に大接近

12月21日、照度93%の月がプレアデス星団(等級 1.2)に大接近します。離角はわずか0°57'です。おうし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレアデス星団:「七人姉妹」

12月21日〜22日:こぐま座流星群の極大

Ursids’ radiant
こぐま座流星群の放射点(流星が放射状に飛び出す地点)は、こぐま座に位置しています。
  • 1時間あたりの流星数:最大10
  • 月の照度:95%
  • 最も見やすい地域:北半球

こぐま座流星群は、冬至の前後に極大を迎える小規模な流星群です。残念ながら2026年は観測条件が悪く、極大が満月の2日前にあたるため、明るい月明かりで暗い流星が多く見えなくなります。それでも観測するなら、Sky Tonightで放射点を探し、地平線から高いほど流星を見つけられる可能性が高くなります

続きを読む2026年こぐま座流星群:いつ・どう見える?

12月22日:月が天王星に接近

12月22日、照度94%の月が天王星(等級 5.6)に接近して見えます。離角は5°09'です。おうし座で、双眼鏡または望遠鏡を使って観測してください。

続きを読む天王星:最も冷たい惑星

12月24日:満月(スーパームーン)⭐

2026年12月の満月
2026年最後の満月は、12月24日、まさにクリスマスイブに起こります。この満月は、その年で最も大きな満月でもあり、「スーパークリスマスムーン」という愛称もあります。多くの文化で、この満月は寒さや雪、長い冬の夜と結びつけられており、そこからもうひとつの伝統的な名前「コールドムーン」が生まれました。

12月の満月は伝統的にコールドムーンと呼ばれますが、2026年は特別です。まず、今年最大のスーパームーンとなり、平均的な満月よりも見かけの大きさが約8%大きく約16%明るく見えます。さらに、西方キリスト教の伝統ではクリスマス・イブにあたります。これは頻繁には起こらず、前回12月24日に満月だったのは1996年でした。満月の瞬間、月はふたご座に位置します。Sky Tonightであなたの場所の月の出時刻を確認し、地平線上にドラマチックに現れる満月を見逃さないようにしましょう。

続きを読む2026年12月のコールドムーン:クリスマスのスーパームーン

12月25日:月がポルックスに接近

12月25日、照度97%の月が黄橙色の恒星ポルックス(等級 1.1)に接近して見えます。離角は4°15'です。ふたご座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むポルックス:ふたご座で最も明るい星

12月26日:月がプレセペ星団に大接近

12月26日、照度92%の月がプレセペ星団(等級 3.1)に大接近します。離角はわずか0°10'です。かに座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むプレセペ星団:星・場所・神話

12月26日〜28日:月が木星・レグルス・火星とともに弧を描くように並ぶ ⭐

Moon, Jupiter, Mars, Regulus
2026年12月26日〜27日、北半球から見た、月・木星・レグルス・火星が弧を描いて並ぶようす。

12月26日〜27日12月27日〜28日の夜、ほぼ満月の月がしし座木星火星、そして明るい恒星レグルスと並び、空に目立つ弧を描くように見えます。この並びは両半球から見えますが、北半球のほうが観測しやすいでしょう。

続きを読む月の近くの明るい「星」:今夜、月のそばにある惑星は?

12月27日:月が木星に接近

12月27日、照度82%の月が木星(等級 −2.4)に大接近します。離角はわずか1°22'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読む木星の豆知識:太陽系最大の惑星

12月27日:月がレグルスに接近

12月27日、照度80%の月が青白い恒星レグルス(等級 1.3)に接近して見えます。離角は1°15'です。しし座で、肉眼または双眼鏡で観測できます。

続きを読むレグルス:しし座で最も明るい星

12月28日:月が火星に接近

12月28日、照度73%の月が赤い火星(等級 −0.1)に接近して見えます。離角は4°44'です。月も火星も肉眼で見えます。

続きを読む火星:赤い惑星を探検しよう

2026年の主な天文現象:まとめ

以上が、2026年の主な天文現象の総まとめです。明るいスーパームーンや惑星の衝、日食・月食、そして一年を代表する流星群まで網羅しました。見どころを一目で確認したいなら、インフォグラフィックもチェックしてみてください。観測の準備ができたら、Sky Tonightで星空案内をどうぞ。

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