2026年のみずがめ座エータ流星群:5月のベスト流星群になる?
年間でも南半球で特に人気の高い流星群であるみずがめ座エータ流星群は、2026年5月6日にピークを迎えます。しかし今回は、下弦前の明るい月が観察の邪魔をしてしまいます。それでも、うまくいけば流星を見つけられるチャンスはあります。観察地に最適な時間帯を知るには、Sky Tonightアプリを活用してください。
目次
2026年のみずがめ座エータ流星群:いつ・どこで見える?
- 活動期間:4月19日〜5月28日
- 極大日:5月6日
- 流星数/時:50(ただし月明かりのため実際はもっと少なく見える)
- 月明かり:83%
- 放射点:みずがめ座
- 母天体:ハレー彗星
- 観察に最適な地域:南半球
- 説明:みずがめ座エータ流星群は、非常に速い流れ星と長く残る光跡で有名です。観察条件が理想的であれば、1時間に最大50個の流星が見られることもあります。
2026年のみずがめ座エータ流星群の見え方予報
2026年は、極大が満月からわずか5日後に訪れます。明るい月が夜の大部分で地平線上にあるため、観察条件はあまり良くありません。特に暗い流星は月明かりにかき消されてしまいます。観察のチャンスを少しでも高めるには、木や建物で月を隠せる場所に移動するのが有効です。
みずがめ座エータ流星群はどこで見える?

みずがめ座エータ流星群は、南半球の観測者に最も有利です。北緯約40度あたりまでは観察できますが、その場合の出現数は1時間あたり約10個程度まで減少します。さらに2026年は月明かりの影響もあるため、北半球での観察はかなり難しくなるでしょう。
放射点は、みずがめ座のエータ星付近にあり、深夜過ぎに昇り、夜明け前に最も高くなります。位置を簡単に確認するには、Sky Tonightアプリで「みずがめ座エータ流星群」を検索し、ターゲットアイコンをタップして、画面上の矢印の指す方向をたどるだけでOKです。流星を見るために放射点をじっと見つめる必要はありませんが、放射点が高いほど多くの流星が見えることは覚えておきましょう。
観察のコツは、流星群インフォグラフィックでも紹介しています。

みずがめ座エータ流星群の原因は?
流星群は、彗星または小惑星が残した塵によって発生します。みずがめ座エータ流星群は、ハレー彗星が残したダストを起源としており、10月のオリオン座流星群も同じ母天体から生まれています。毎年5月、地球がこの彗星の塵の帯を横切ると、秒速約65 kmで大気に突入する微細な粒子が明るい光跡を描いて燃え尽きます。
ハレー彗星が次に地球から見えるのは2061年ですが、それまでにも多くの彗星が夜空を訪れます。次に見られる彗星が気になる方は、こちらのガイドでチェックしてみてください!
2026年のみずがめ座エータ流星群:まとめ
2026年、みずがめ座エータ流星群は5月6日にピークを迎え、理想的な条件なら最大50個/時の流星が期待できます。しかし、下弦前の明るい月により、多くの流星が見えにくくなってしまいます。それでも、南半球の観測者であれば、夜明け前の空を横切る明るい火球をいくつか目にするチャンスがあるでしょう。
見逃さないようにするには、Sky Tonightでリマインダーを設定しておくのがおすすめです。流星観察の腕試しをしたい方は、流れ星クイズにも挑戦してみてください!

