2026年8月の天文現象:今月の夜空で見られるもの

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2026年8月は大きな天文現象が満載で、中でも特に注目したい日があります。8月12日は、6惑星直列で一日が始まり、その後に皆既日食が起こり、夜にはペルセウス座流星群を楽しめます。今月はほかにも、金星の最大離角、深い部分月食、数多くの美しい天体が見られます。このガイドで、2026年8月のおすすめ天文現象を確認しましょう。各現象が現在地から見える時間と方角は、Sky Tonightアプリで確認できます。

目次

2026年8月のおすすめ天文現象

  • 8月12日は、今年最大級の天体観測デーになりそうです。日の出前には6惑星直列が現れ、その後に皆既日食が起こり、夜にはペルセウス座流星群が空を彩ります。この組み合わせは非常に珍しいため、8月12日の天文現象をまとめた別のガイドをご用意しました。各現象の観察方法や、3つすべてを一日で見られる可能性がある場所をご確認ください。

  • 8月15日には、今月の夕方の空で最も明るい惑星である金星が東方最大離角を迎え、太陽からの角距離が最大になります。8月16日には細い月が金星に加わり、さらに美しい光景を楽しめます。

  • 8月28日には、スタージョンムーン深い部分月食を迎えます。食の最大時には月面の96%が地球の影に入り、月の大部分が暗い赤色に見えます。

2026年8月の天文現象カレンダー

2026年8月の天文現象カレンダー
2026年8月の天文現象をまとめたカレンダーです。特に注目したい現象をオレンジ色で示しています。

2026年8月の主な天文現象をまとめました。現象の日付はグリニッジ標準時(GMT)に基づいているため、タイムゾーンによって日付が異なる場合があります。現在地での正確な時刻は、Sky Tonightアプリでご確認ください。

「観測条件」欄は、各現象の見やすさを示しています。

  • 🟢 良好:通常の条件なら肉眼で簡単に見つけられます
  • 🟡 中程度:見えますが、経験や光学機器が必要な場合があります
  • 🔴 不良:観測条件が悪く、見つけるのが困難です
  • ⚫ 観測不可:目で観察することはできません

リンク付きの現象をタップすると、詳しい個別ガイドが開きます。

日付現象観測条件
8月2日テンペル第2彗星が近日点を通過🟡 中程度
8月2日水星が西方最大離角🔴 不良
8月3日テンペル第2彗星が地球へ最接近🟡 中程度
8月3日月が海王星に接近🟡 中程度
8月3日月が土星に接近🟢 良好
8月4日金星がレグルスとスピカの間に並ぶ🟡 中程度
8月5日火星、エルナト、M35が三角形を作る🟡 中程度
8月6日下弦の月🟢 良好
8月7日エリダヌス座η流星群が極大(1時間に3個)🔴 不良
8月7日月がプレアデス星団に接近🟡 中程度
8月7日月がアルデバランに接近🟢 良好
8月7日月が天王星に接近🟡 中程度
8月9日火星がケレスに接近🟡 中程度
8月9日月が火星に接近🟢 良好
8月10日月がポルックスに接近🔴 不良
8月11日月がプレセペ星団に接近🔴 不良
8月11日月が水星に接近🔴 不良
8月12日新月⚫ 観測不可
8月12日月が木星に接近🔴 不良
8月12日金星が二分🟡 中程度
8月12日6惑星直列🟡 中程度
8月12日皆既日食🟢 良好
8月12日~13日ペルセウス座流星群が極大🟢 良好
8月13日月がレグルスに接近🔴 不良
8月15日金星が最大離角🟢 良好
8月15日木星が水星に接近🔴 不良
8月16日月が金星に接近🟢 良好
8月17日はくちょう座κ流星群が極大(1時間に3個)🔴 不良
8月17日月がスピカに接近🟢 良好
8月20日上弦の月🟢 良好
8月21日月がアンタレスに接近🟢 良好
8月22日月、M7、M8が三角形を作る🟡 中程度
8月25日水星がレグルスに接近⚫ 観測不可
8月26日火星、ベテルギウス、リゲルが一直線に並ぶ🟢 良好
8月28日深い部分月食🟢 良好
8月28日スタージョンムーン🟢 良好
8月28日小惑星メティスが衝🟡 中程度
8月30日月が海王星に接近🟡 中程度
8月31日月が土星に接近🟢 良好

2026年8月の月に関する現象

2026年8月には月、地球、太陽が一直線に並び、2つの大きな天文現象が起こります。8月12日の皆既日食と、8月27日~28日の夜に起こる部分月食です。

8月12日の新月と皆既日食

2026年8月12日の皆既日食の経路マップ(グリーンランド、アイスランド、スペイン)
2026年8月12日の皆既日食の経路を示した地図です。皆既帯は北極海、北極ロシア、グリーンランド、アイスランド、ポルトガル北東部のごく一部、スペイン北部、バレアレス諸島を通過します。地図上の数字は最大食時の太陽高度を示しています。

新月は、8月12日17:37 GMTに起こります。月の円盤が一時的に太陽の前を通過し、皆既日食を引き起こします。ヨーロッパ本土から見える皆既日食としては1999年以来初めてで、太陽の高度が低い珍しい「夕暮れの日食」でもあります。皆既食は、ロシア北極圏、グリーンランド、アイスランド、ポルトガル北東端、スペイン北部、バレアレス諸島から見られます。ヨーロッパの大部分、北米の一部、北半球のそのほかの地域では部分日食が見られます。

日食は世界全体で、8月12日15:34~19:57 GMTに進行し、8月12日17:46 GMTに最大を迎えます。ただし、これは各地域での観測時刻ではありません。現地時刻は観測場所によって異なります。

重要な注意事項があります。適切な保護具なしで太陽を見てはいけません。部分食の間は、認証済みの日食観察用メガネを必ず使用してください。通常のサングラスでは安全に観察できません。カメラ、双眼鏡、望遠鏡にも、適切な太陽観察用フィルターが必要です。

詳しくはこちら:2026年の皆既日食

8月28日の満月と部分月食

満月は、日本時間8月28日13:18(04:18 GMT)に起こります。8月はチョウザメ漁に最適な時期とされていたことから、伝統的にスタージョンムーンと呼ばれています。そのほか、コーンムーン、ライシングムーン、ブラックチェリームーンなどの名称もあります。満月を迎える瞬間、月はみずがめ座に位置します。

詳しくはこちら:8月28日の満月

2026年8月の部分月食:見える地域マップ
このマップは、2026年8月27〜28日の部分月食が見える地域を示しています。南北アメリカでは全体的に最もよく見えます。一方、ヨーロッパとアフリカでは、月の入り近くに月食が見られます。アジアや、見える地域の外にある周辺地域では、現象中に月が地平線の下にあるため、この月食は見られません。

ほぼ同じ時刻に、深い部分月食が日本時間8月28日13:12(04:12 GMT)に最大を迎えます。このとき、月面の96%が地球の本影に入り、月のほぼ全体が赤く見えます。最もよく見えるのは南北アメリカ大陸で、特に北米東部・中部、中米、南米が好条件です。ヨーロッパとアフリカの一部では、月の入り近くに地平線すれすれの月食が見えます。月食全体は、日本時間8月28日10:23~16:01(01:23~07:01 GMT)の5時間以上にわたって続きます。

詳しくはこちら:2026年8月28日の部分月食

2026年8月の月相

Moon phases, August 2026
これは、2026年8月の毎日における北半球と南半球からの月の見え方です。インタラクティブな月カレンダーで月の位相をもっと詳しく探ってみましょう。
  • 下弦の月:日本時間8月6日11:21(02:21 GMT)
  • 新月:日本時間8月13日2:37(8月12日17:37 GMT)
  • 上弦の月:日本時間8月20日11:46(02:46 GMT)
  • 満月:日本時間8月28日13:18(04:18 GMT)
日付月相月の見え方
8月6日下弦の月明け方が最も見やすい時間です。望遠鏡を使うと、明暗境界線に沿って月面の細部を観察できます。
8月13日新月月自体は見えません。ただし、日中には太陽の前を通過して皆既日食を引き起こします。
8月20日上弦の月夕方が最も見やすい時間です。
8月28日満月日没ごろに昇り、明け方まで見えます。この日は深い部分月食が起こり、月が地球の影を通過します。

現在地での正確な月の出と月の入りの時刻を確認して観測を計画するには、月のカレンダーをご利用ください。

2026年8月に月の近くで見える明るい点

8月を通して、月が複数の惑星、明るい恒星、ディープスカイ天体に接近します。

  • 8月3日:月が土星に接近。 月と金色に輝く土星が空で近くに並びます。どちらも明るいため、光学機器なしで見えます。

  • 8月7日:月がアルデバランに接近。 月が、おうし座の明るいオレンジ色の目であるアルデバランから10°38′の位置を通過します。暖かな色の恒星と月が美しいコントラストを作ります。

  • 8月7日:月がプレアデス星団に接近。 夜明け前、欠けていく細い月が、有名な「七姉妹」の星団であるプレアデス星団に接近します。米国本土の広い範囲では、月が星団の前を直接通過し、複数の恒星を一時的に隠します。そのほかの地域では、月と星団が近くに並んで見えます。双眼鏡を使うと、より多くの星団の恒星が見えます。現在地での正確な見え方と時刻を確認してください。

  • 8月9日:月が火星に接近。 火星が赤みを帯びた光の点として月のそばに見えます。どちらも肉眼で観察できます。

  • 8月16日:月が金星に接近。 満ちていく細い月が、日没後に明るい金星の近くで輝きます。今月特に美しい月と惑星の接近の一つです。

  • 8月17日:月がスピカに接近。 月が、おとめ座で最も明るい恒星スピカに接近します。月の近くにある青白い星を探してください。

  • 8月21日:月がアンタレスに接近。 月が、さそり座で最も明るい赤みを帯びたアンタレスに接近します。特徴的な色のため、簡単に見分けられます。

  • 8月22日:月、M7、M8が三角形を作る。 月がプトレマイオス星団(M7)と干潟星雲(M8)とともに、大きな三角形を作ります。双眼鏡を使い、暗い場所から観察すると、これらのディープスカイ天体がよりよく見えます。

  • 8月30日:月が海王星に接近。 海王星が月の近くに見えますが、遠くにあるこの惑星は暗いため肉眼では見えません。双眼鏡または望遠鏡と星図を使って探してください。

  • 8月31日:月が土星に接近。 月が8月に2回目の土星との接近を迎えます。明るい2天体は、光学機器なしで簡単に見つけられます。

2026年8月の惑星

8月の夕方の空では金星がひときわ明るく輝き、そのほかの惑星は日の出前に集まって、8月12日の惑星直列を作ります。

水星は地平線近くにとどまり、月末には太陽の光の中へ消えていきます。一方、木星は明け方の空に戻り、8月後半になるほど見つけやすくなります。土星と火星も日の出前に肉眼で見えます。天王星と海王星も明け方の空に現れますが、観察には光学機器が必要です。

詳しくはこちら:今夜見える惑星

惑星観察方法見える時間8月1日~10日8月11日~20日8月21日~31日
水星肉眼明け方🔴 不良🔴 不良⚫ 観測不可
金星肉眼夕方🟢 良好🟢 良好🟢 良好
火星肉眼明け方🟢 良好🟢 良好🟢 良好
木星肉眼明け方⚫ 観測不可🔴 不良🟡 中程度
土星肉眼明け方🟢 良好🟢 良好🟢 良好
天王星双眼鏡または望遠鏡明け方🟡 中程度🟡 中程度🟡 中程度
海王星望遠鏡明け方🟡 中程度🟡 中程度🟡 中程度
  • 水星(ふたご座、かに座、しし座、0.4等から−1.5等):水星は8月を通して、両半球で観察が難しい明け方の天体です。8月2日に西方最大離角を迎えますが、薄明の中で地平線近くにとどまり、日の出前の短い時間しか見えません。8月11日に細い月に接近し、8月12日の6惑星直列に加わり、8月15日には木星に接近します。8月27日には太陽と合になり、その光の中へ消えていきます。

  • 金星(おとめ座、−4.6等):金星は夕方の空で最も明るい惑星で、ひと月を通して簡単に見つけられます。北半球では日没後の高度が比較的低いままですが、南の緯度地域ではより高く見えます。8月12日に二分となり、望遠鏡では半分照らされた姿に見えます。8月15日に東方最大離角を迎え、8月16日には満ちていく細い月と美しく並びます。

  • 火星(おうし座、ふたご座、1.2等):火星は夜遅くに昇り、明け方の薄明が始まるころには観察しやすい高度に達します。8月9日に月の近くに見え、8月12日の夜明け前の惑星直列に加わります。

  • 木星(かに座、−1.8等):木星は太陽の向こう側を通過した後、徐々に明け方の空へ戻ります。8月後半になるほど目立つようになります。北半球では観測条件が不良から良好へ改善しますが、南の緯度地域では地平線に近く、特に月の前半は見つけるのが困難です。8月12日に月の近くに見えて惑星直列に加わり、8月15日に水星と接近します。

  • 土星(うお座、0.4等):土星は日の出よりかなり前に昇り、日の出までに観察しやすい高度へ達します。8月3日に欠けていく月の近くに見え、8月12日の6惑星直列に加わります。

  • 天王星(おうし座、5.8等):天王星は8月を通してプレアデス星団とヒアデス星団の間にあり、両星団を目印にできます。夜遅くに昇り、夜明け前には比較的高い位置に達します。8月7日に月が近くを通過し、8月12日には惑星直列に加わります。双眼鏡を使うと、はるかに見分けやすくなります。

  • 海王星(うお座、7.6等):海王星は夜遅くに昇り、夜明け前には観察しやすい高度に達します。8月3日に欠けていく月の近くに見え、8月12日の惑星直列に加わります。肉眼で見るには暗すぎるため、暗い空の下で望遠鏡または大型双眼鏡を使用してください。

8月12日の6惑星直列

2026年8月12日の惑星直列(北半球)
北半球から見た、2026年8月12日の6惑星の惑星直列。

8月12日の日の出約1時間前、6つの惑星が空に大きく広がります。水星と木星は地平線近くにあり、そのほかの惑星はより高い位置に見えます。水星、火星、木星、土星の4つは肉眼で見えますが、天王星と海王星を探すには双眼鏡または望遠鏡が必要です。最適な条件で見るには、東の地平線まで開けた、街明かりから離れた場所を選びましょう。

詳しくはこちら:2026年8月12日の6惑星直列

8月15日に金星が最大離角

8月15日、金星が東方最大離角を迎え、この夕方の観望期で太陽から最も離れた約45°53′の位置に見えます。日没後、西の地平線上で、空に輝く最も明るい惑星を探してください。8月16日には、満ちていく細い月が金星に加わり、肉眼で楽しめる美しいペアを作ります。

2026年8月に惑星の近くで見える明るい点

2026年8月に惑星の近くで見える明るい点
2026年8月に見える、惑星と恒星が作る3つの美しい星並びです。

8月には、惑星が明るい恒星やディープスカイ天体とともに、目を引く形をいくつも作ります。これらは遠近法によって生じる見かけの並びですが、惑星を見分けるよい目印になります。

  • 8月4日:金星がレグルスとスピカの間に並ぶ。 明るい金星が、しし座で最も明るいレグルスと、おとめ座で最も明るいスピカの間に見えます。3天体は夕方の空に長い直線を作ります。金星が圧倒的に明るく輝き、レグルスとスピカが両端に位置します。

  • 8月5日:火星、エルナト、M35が三角形を作る。 火星が、おうし座で2番目に明るいエルナトと、ふたご座の散開星団M35とともに三角形を作ります。火星とエルナトは肉眼で見えますが、双眼鏡を使うとM35の数多くの恒星を確認できます。

  • 8月26日:火星、ベテルギウス、リゲルが一直線に並ぶ。 火星が、オリオン座の有名な2つの恒星、ベテルギウスとリゲルとともに、ほぼ一直線に並びます。色のコントラストが特に美しく、赤みを帯びた火星とベテルギウスが、青白いリゲルに対して際立ちます。

2026年8月の流星群

8月の天文現象:流星群
8月に極大を迎える流星群の一覧です。

ペルセウス座流星群は、間違いなく2026年8月最大の、最も期待される流星群です。極大時には1時間に最大100個の流星が見られる可能性があります。今年は8月12日の新月に極大を迎えます。月明かりに邪魔されないため、特に北半球の中緯度地域では、最高の条件でペルセウス座流星群を見られる可能性があります。

街明かりから離れた空の開けた場所を選び、目が暗闇に慣れるまで待ちましょう。放射点を直接見つめたり、空の狭い範囲だけに集中したりしないでください。流星は頭上のどこにでも現れる可能性があります。

8月に見られるのは、ペルセウス座流星群だけではありません。8月7日にはエリダヌス座η流星群が極大を迎え、今月のメインイベントに向けた観測を楽しめます。1時間に約3個しか見られない小規模な流星群ですが、高速の流星を探す楽しみがあります。南半球から最もよく見え、月の輝面率は37%なので、月明かりのない暗い時間も確保できます。

ペルセウス座流星群の後にも、小規模な流星群が一つあります。はくちょう座κ流星群は8月17日に極大を迎え、1時間に約3個の流星が見られます。出現数は少ないものの、ゆっくりと飛ぶ流星と、ときどき現れる明るい火球で知られています。北半球から最もよく見え、細い月の影響もほとんどありません。

日付流星群1時間あたりの流星数月の輝面率最もよく見える地域
8月7日エリダヌス座η流星群337%南半球
8月12日~13日ペルセウス座流星群1000%北半球
8月17日はくちょう座κ流星群326%北半球

詳しくはこちら:6月~9月の流星群

2026年8月の星座

2026年8月の星座
北半球から8月に見える星座です。

北半球では、8月はいて座、こと座、たて座を観察するのに最適な時期です。いて座は明るい星野とディープスカイ天体が特に豊富で、コンパクトなたて座は天の川に沿って位置しています。こと座は、夏の空で最も明るい恒星の一つであるベガのおかげで見分けやすい星座です。

2026年8月の星座
南半球から8月に見える星座です。

南半球では、いて座とたて座に加えて、ぼうえんきょう座とみなみのかんむり座も見えます。この領域には星、星団、星雲が豊富にあるため、街明かりから離れた暗い場所を選ぶと、はるかによく見えます。

詳しくはこちら:8月の星座

2026年8月の彗星

テンペル第2彗星の見つけ方星図:2026年8月
2026年8月に、テンペル第2彗星が星座の間を移動する経路。

テンペル第2彗星は、2026年8月に最も注目したい彗星です。8月2日に太陽へ最も近づく近日点を通過し、8月3日に地球へ最接近して、約0.41天文単位まで近づきます。このころ、彗星は8等まで明るくなる可能性があり、暗い空の下で大型双眼鏡や望遠鏡を使えば見えます。

テンペル第2彗星は、南半球から最もよく見えると予想されています。肉眼で壮大に見える彗星ではありません。おそらく小さくぼんやりした光のしみのように見えるため、見つけるには詳しい星図が必要です。

詳しくはこちら:テンペル第2彗星

2026年8月のディープスカイ天体

北半球では、8月はアンドロメダ銀河、あれい状星雲、ヘルクレス座球状星団、野鴨星団を探すのに最適な時期です。双眼鏡で見えるものもあれば、望遠鏡を使うとはるかに詳しく見えるものもあります。

南半球では、いて座周辺の星が豊富な領域に注目してください。干潟星雲、らせん星雲、いて座大球状星団は、街明かりから離れた暗い空の下で特によく見える、今月おすすめの天体です。

詳しくはこちら:月別おすすめディープスカイ天体:8月

2026年8月の天文現象:よくある質問

2026年8月で最もおすすめの天文現象は?

8月12日は、今月、そしておそらく今年最大級の天体観測デーです。日の出前には6惑星直列が現れ、その後に皆既日食が起こり、日没後にはペルセウス座流星群が極大を迎えます。場所によっては、3つの現象を24時間以内にすべて見られる可能性があります。詳しくは、2026年8月12日の天文現象のガイドをご覧ください。

2026年8月の満月はいつ?

満月は、日本時間2026年8月28日13:18(04:18 GMT)に起こります。伝統的にスタージョンムーンと呼ばれ、みずがめ座に位置します。詳しくは、8月28日の満月の記事をご覧ください。

2026年8月の日食はいつ?

皆既日食は2026年8月12日に起こります。8月12日15:34 GMTに始まり、同日17:46 GMTに最大を迎え、19:57 GMTに終了します。皆既食は、グリーンランド、アイスランド、スペイン北部、バレアレス諸島、ポルトガル北東端、ロシア北極圏の一部から見られます。さらに広い範囲では部分日食が見られます。詳しくは、2026年8月12日の皆既日食の完全ガイドをご覧ください。

2026年8月の月食はいつ?

深い部分月食は2026年8月28日に起こります。日本時間8月28日10:23~16:01(01:23~07:01 GMT)まで続き、同日13:12(04:12 GMT)に最大を迎えます。その瞬間、月面の96%が地球の本影に入り、月のほぼ全体が赤く見えます。最もよく見えるのは南北アメリカ大陸です。ヨーロッパとアフリカの一部では、月の入り近くに地平線すれすれの月食が見えます。詳しくはこちら:2026年8月28日の部分月食

2026年8月に見える惑星は?

8月を通して、金星が夕方の空で最も明るい惑星になります。日の出前には、火星、土星、木星を肉眼で見られます。水星は地平線近くにとどまり、月の後半になるほど観察が難しくなります。天王星と海王星も明け方の空に現れますが、見つけるには双眼鏡または望遠鏡が必要です。8月12日には、水星、火星、木星、土星、天王星、海王星の6惑星が、朝の空に大きな弧を描きます。詳しくは、8月12日の6惑星直列をご覧ください。

2026年8月のペルセウス座流星群はいつ?

ペルセウス座流星群は8月12日~13日の夜に極大を迎え、理想的な条件では1時間に最大100個の流星が見られます。極大は新月と重なるため、明るい月光によって淡い流星が見えにくくなることはありません。北半球から最もよく見えると予想されています。詳しくは、ペルセウス座流星群のガイドをご覧ください。

2026年8月にはほかの流星群もある?

はい。エリダヌス座η流星群は8月7日に極大を迎え、1時間に約3個の流星が見られます。南半球の観測者に適した流星群です。その後、8月17日には、はくちょう座κ流星群が極大を迎えます。出現数は同じく少ないものの、ときどき、ゆっくりと飛ぶ明るい火球を発生させることで知られ、北半球から最もよく見えます。

2026年8月にはどの星座が見える?

北半球では、8月は、いて座、こと座、たて座を観察するのに適した月です。南半球では、いて座、たて座、ぼうえんきょう座、みなみのかんむり座を探してください。淡い星や近くのディープスカイ天体をよく見るには、暗い場所を選び、8月12日の新月前後に観察しましょう。詳しくは、8月に見える星座のガイドをご覧ください。

8月の夜空を簡単に探索する方法は?

天体を見つけるには、インタラクティブな星図であるSky Tonightモバイルアプリをご利用ください。膨大なデータベースが定期的に更新される無料アプリです。特に便利なのはオフラインでも動作することで、キャンプやハイキング中にも使えます。アプリを開いて端末を空に向けるだけで、その方向にある天体が表示されます。夜空探索の上級者を目指す方は、使い方を学べる動画チュートリアルもご覧ください。

2026年8月の宇宙・天文ファン向け記念日

  • 8月1日:女性天文学者の日。 天文学の歴史を切り開いた多くの女性がいます。たとえば、ヴェラ・ルービンは暗黒物質の存在を示す最も有力な証拠のいくつかを提供しました。5人の偉大な女性天文学者について読み、この日を祝いましょう。

  • 8月6日:セーラームーンの日。 セーラームーンの主な記念日は、月野うさぎの誕生日である6月30日ですが、8月6日をもう一つのセーラームーンの日として祝うファンもいます。この作品は天文学と無関係だと思いますか?月、金星、火星、フォボス、ダイモス、さらには冥王星まで登場します。驚きの月の事実10選のインフォグラフィックもご覧ください。ムーン・プリズムではありませんが、パワーは満載です。

  • 8月8日:世界猫の日。 意外にも、この記念日には天文学的な側面もあります。宇宙には「宇宙猫」がたくさんいるのです。空で見つけられる猫たちについての特集記事に集めましたので、ぜひご覧ください。

  • 8月19日:ベルカとストレルカの宇宙飛行記念日。 猫を祝った後は、宇宙犬にも注目しましょう!1960年のこの日、ベルカとストレルカは地球を周回して無事に帰還した最初の動物になりました。ベルカとストレルカの驚くべき物語をご覧ください。

  • 8月24日:冥王星降格の日。 国際天文学連合は2006年以来、冥王星を惑星ではなく準惑星に分類しています。しかし、多くの宇宙ファンは今も同意しておらず、議論は終わっていません。この日にぴったりの冥王星についての記事をご覧ください。

2026年8月の天文現象:まとめ

2026年8月は、天文ファンにとって近年で最も刺激的な月の一つになりそうです。最大の見どころは8月12日で、6惑星直列、皆既日食、ペルセウス座流星群の極大が同じ一日のうちに起こります。月の後半には金星が最大離角を迎え、スタージョンムーンが深い部分月食によって、ほぼ完全に地球の影へ入ります。重要な日付を確認し、地平線まで開けた暗い場所を選び、出かける前に天気を確認しましょう。Sky Tonightアプリを使えば、現在地から見える現象、空にある天体、観測に最適な時間を確認できます。

テキストクレジット:
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