流星群カレンダー:2023年6月〜9月

~10 min
主題:流星群

6月の夏至から9月の秋分まで、有名なペルセウス座流星群と強いみずがめ座δ南流星群を含む10個の流星群がやって来ます。このカレンダーを使用して、毎月どの流星群がピークに達するかを覚えることができます。

内容

「流れ星」を観察する準備はできていますか?流星ガイドでは、流星の見方や撮影のコツをご紹介しています!

Meteor Showers: All You Need to Know
このインフォグラフィックをチェックして、流星群に関する楽しい事実と、流星を見方と写真を撮るためのヒントを確認してください。
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6月の流星群のピーク

6月27日:6月うしかい座流星群

  • 指定:170 JBO
  • 天頂出現数:不定
  • 月の輝面率:64%
  • 期間:6月22日〜7月2日
  • 放射点の星座:うしかい座
  • 見える場所:北半球

6月うしかい座流星群は予測できません。この流星群は1998年(1時間あたり50-100流星)、および2004年(1時間あたり20-50流星)に異常な活動を示した。2010年には、もう一つの強い極大が予想されましたが、6月うしかい座流星群は1時間あたり10個未満の流星を生成しました。2023年の6月、うしかい座流星群の活動についての予測はありません。とにかく、ピークが予想される6月27日頃にそれを観測した方が良いです。北半球の多くの場所では、流星群の放射点は一晩中地平線より高く保たれます。南に行くほど、放射点は低くなります。

7月の流星群のピーク

7月10日:7月ペガスス座流星群

  • 指定:175 JPE
  • 天頂出現数:5
  • 月の輝面率:48%
  • 期間:7月4日〜14日
  • 放射点の星座:ペガスス座
  • 見える場所:北半球

7月ペガスス座流星群は弱くて、十分に研究されていません。7月ペガスス座流星群は通常7月の初めに活動しています。放射点は両方の半球で見られますが、夜の後半までに北の空でより高く上昇します。2023年には、流星群のピークは7月10日に予想されます

7月28日:みなみのうお座流星群

  • 指定:183 PAU
  • 天頂出現数:5
  • 月の輝面率:79%
  • 期間:7月15日〜8月10日
  • 放射点の星座:みなみのうお座
  • 見える場所:南半球

2022年、みなみのうお座流星群は7月28日にピークに達します。この流星群の放射点は、フォーマルハウトのみなみのうお座の中で最も明るい星の近くにあります。この星は、流星群のピーク時に南天で非常に便利に高く上昇します。月は明るく輝きますが、放射点が最も高く登る頃には地平線上に消えてしまいます。

7月28日:7月りゅう座γ流星群

  • 指定:184 GDR
  • 天頂出現数:5
  • 月の輝面率:79%
  • 期間:7月25日〜31日
  • 放射点の星座:りゅう座γ流星群
  • 見える場所:北半球

同じ日に、7月りゅう座γ流星群もピークになります。2017年以降、活動は見られませんでしたが、2016年には、強い極大(1時間あたり30〜40個の流星)を見せました。今年は、7月28日、GMT19時頃に最大活動が予想されています。北半球の観測者にとっては、放射点は一晩中高く、月は夜半には沈むので観測の邪魔にはならないでしょう。一方、南半球では、放射点は地平線に近づき、月が一晩中空を明るく照らすでしょう。

7月30日:みずがめ座δ南流星群

  • 指定:005 SDA
  • 天頂出現数:25
  • 月の輝面率:94%
  • 期間:7月18日〜8月21日
  • 放射点の星座:みずがめ座
  • 見える場所:南半球

みずがめ座δ南流星群は最も活発な流星群の1つです。観測者は1977年と2003年に強い極大(1時間あたり約40個の流星)を報告しました。今年、みずがめ座δ南流星群は7月30日にピークに達します。その流星は薄暗く、月が視界の妨げになることもあります。幸い、北半球では、放射点が昇ってからすぐに月が沈むので、あまり邪魔になりません。しかし、北半球では放射点が低い位置にあることがほとんどです。南半球では、一晩中月が見えるので、月が沈んだ後の早朝に観測を始めるとよいです。その頃には、放射点はほぼ頭上にあります。

7月30日:やぎ座α流星群

  • 指定:001 CAP
  • 天頂出現数:5
  • 月の輝面率:94%
  • 期間:7月3日〜8月15日
  • 放射点の星座:やぎ座
  • 見える場所:南半球

やぎ座α流星群は動きの遅くて、明るい流星を生成するが、強くではありません。最も高い活動率は1995年に登録され、1時間あたり約10個の流星でした。2023年、この流星群は7月30日にピークになります。北半球では、放射点は地平線の近くにかかり、月は最高点に達した後、すぐに消えてしまいます。南半球では、月は一晩中放射点の近くにいて、沈むのは早朝になります。このとき、放射点は水平線から低い位置にあります。

南半球からの観測者は、最高の観測条件を持っています。放射点は、現地時間の真夜中頃に空高く上昇します。北半球では、それも表示されますが、地平線に近くなります。

8月の流星群のピーク

8月13日:ペルセウス座流星群

  • 指定:007 PER
  • 天頂出現数:100
  • 月の輝面率:8%
  • 期間:7月17日〜8月24日
  • 放射点の星座:ペルセウス座
  • 見える場所:北半球

ペルセウス座流星群は非常に明るくて強い流星群であるため、最も人気のある流星群の1つになりました。毎年、この流星群は最も華やかで期待される天文現象のリストに挙げられています。

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2023年は**、ペルセウス座流星群の観測に絶好の条件が揃います**。新月の3日前の8月13日にピークを迎えるので、空が暗くなり、多くの流星を見ることができます。中北緯度地方から観測すると、現地時間の22時頃までに放射点が最も高くなるそうです。ペルセウス座流星群の観測方法は、こちらの記事でご紹介しています。

残念ながら、南半球の大部分と北緯約60度以北では、ペルセウス座流星群を正しく観測することはできません。

8月17日:はくちょう座κ流星群

  • 指定:012 KCG
  • 天頂出現数:3
  • 月の輝面率:1%
  • 期間:8月3日〜28日
  • 放射点の星座:はくちょう座
  • 見える場所:北半球

はくちょう座κ流星群は、2007年と2014年に追加の活動を示しました。しかし、2023年には、通常の1時間に3つの流星が見られる可能性があります。ピークは8月17日です。北半球では、放射点は一晩中見えます。南半球では、放射点は地平線の上または下のどちらかで低くなります。南に行くほど、にわか流星群が見える可能性は低くなります。

9月の流星群のピーク

9月1日:ぎょしゃ座流星群

  • 指定:206 AUR
  • 天頂出現数:6
  • 月の輝面率:98%
  • 期間:8月28日〜9月5日
  • 放射点の星座:ぎょしゃ座
  • 見える場所:北半球

ぎょしゃ座流星群の最新の強い極大は2007年と2019年に登録されました。あの時、この流星群は1時間あたり30〜50個の流星を生成しました。今年の活動は弱いと予想され、9月1日にピークに達する。ぎょしゃ座流星群は、放射点が地平線より上にある北半球によりよく見えます。南半球では、日の出の1〜2時間前、地平線の近くに表示されます。しかし、満月の翌日には流星を凌駕するようなピークが予想されます。

9月9日:9月ペルセウス座ε流星群

  • 指定:208 SPE
  • 天頂出現数:5
  • 月の輝面率:27%
  • 期間:9月5日〜21日
  • 放射点の星座:ペルセウス座
  • 見える場所:北半球

9月ペルセウス座ε流星群を8月のペルセウス座流星群と混同しないでください。これらの二つの流星群は異なる親彗星を持っています。また、9月ペルセウス座ε流星群ははるかに弱いです。2023年、9月ペルセウス座ε流星群は9月9日にピークを迎えます。北半球では、放射点は現地時間の午後10時から一晩中見ることができるようになります。南半球のスターゲイザーは、より長く待たなければならず、夜明けまでの時間は短くなります。月が近くを照らすので、観測の邪魔になるかもしれません。

結論

6月から9月にかけては、いくつかの注目すべき流星群が出現します。その中でも特に多いペルセウス座流星群とみずがめ座δ南流星群に注目することをおすすめします。クイズで流れ星を見る準備ができたかどうかを確認してみましょう!また、2023年流星群ベストカレンダーもご覧ください。

Meteor Showers Quiz
このクイズに答えて、流星の狩りの準備ができているかどうかを確認し、多く流星を捕まえるための役立つヒントを入手します。
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