今見える惑星は?2026年10月19〜25日の星空ガイド
今夜、どの惑星が見えるか知りたいですか?水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星の見え方を紹介する週間ガイドです。今見える惑星、観測に適した時間、空での見分け方をまとめました。
👉 観測地から各惑星の位置を調べるには、無料のStar Walk 2アプリを開き、Planet Walkモードを使ってみましょう。
目次
- 今夜見える惑星は?2026年10月19〜25日
- 惑星観測におすすめの日:2026年10月19〜25日
- 夕方の惑星:金星と水星
- 夜の惑星:土星、天王星、海王星
- 明け方の惑星:火星と木星
- 日の出前の明るい光は何?
- 今夜見える惑星:よくある質問
- 惑星を観測するコツ:まとめ
今夜見える惑星は?2026年10月19〜25日
2026年10月19〜25日、夜に最も見つけやすい惑星は土星です。日本を含む北半球や熱帯地域では、日の出前に火星と木星もよく見えます。この3つはすべて肉眼で観測できます。天王星と海王星も夜空にありますが、確実に見つけるには双眼鏡や望遠鏡を使いましょう。
水星は引き続き夕方の観測対象で、週の前半に南半球で最も見やすくなります。10月12日の最大離角を過ぎ、明るさを落としながら、見かけ上、太陽へ近づいています。金星は10月24日の内合に向けて、太陽のまぶしさに埋もれていきます。
正確な見え方は、Star Walk 2で観測地の空を確認してください。惑星の見え方は、場所や地平線の開け具合、天候によって変わります。
短時間で観測するなら、日没の約1〜2時間後に東の空で土星を、日の出の約1時間前に東側の空で木星と火星を探しましょう。南半球では、できれば週の前半、日没の約30〜45分後に水星も探せます。10月24日ごろには、満月に近い月が土星を見つける目印になります。
| 観測情報 | 水星 | 金星 | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 観測時間 | 日没後 | 週前半の夕暮れも観測困難。その後は見えなくなる | 夜明け前 | 夜明け前 | 夕方〜明け方 | 夕方〜明け方 | 夕方〜明け方 |
| 観測方法 | 肉眼 | 条件が良ければ肉眼 | 肉眼 | 肉眼 | 肉眼 | 双眼鏡または望遠鏡 | 双眼鏡または望遠鏡 |
| 明るさ | 0.2〜0.7等 | −4.2等 | 1.0〜0.9等 | −1.9〜−2.0等 | 0.4等 | 5.6等 | 7.7等 |
| 北緯60〜66° | 観測困難 | 観測困難 | 高い | 高い | 中程度 | 高い | 中程度 |
| 北緯50〜60° | 観測困難 | 観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 北緯40〜50° | 地平線すれすれ→観測困難 | 観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 北緯30〜40° | 地平線すれすれ | 観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 北緯10〜30° | 非常に低い | 観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 北緯10°〜南緯10° | 低い | 観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 南緯10〜30° | 低い | 地平線すれすれ→観測困難 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
| 南緯30〜40° | 低い | 地平線すれすれ→観測困難 | 中程度 | 中程度 | 高い | 高い | 高い |
| 南緯40〜50° | 低い | 地平線すれすれ→観測困難 | 低い | 低い | 高い | 中程度 | 高い |
| 南緯50〜60° | 低い | 地平線すれすれ→観測困難 | 非常に低い | 非常に低い | 高い | 低い | 高い |
表の見方:各評価は、それぞれの緯度帯の中央の緯度で見た、おおよその地平線からの高さを表しています。水星と金星は夕方の市民薄明が終わる時点、つまり太陽が地平線の下6°にあるとき、火星と木星は朝の市民薄明が始まる時点での評価です。土星、天王星、海王星は、夜間に最も高くなるころを基準にしています。矢印は週の初めから終わりへの変化を示します。同じ緯度帯でも条件は異なります。
注:
- 地平線すれすれ:高度0〜5°
- 非常に低い:高度5〜10°
- 低い:高度10〜20°
- 中程度:高度20〜30°
- 高い:高度30°超
- 観測困難:実用的な観測時間帯がなく、地平線の下にあるか、太陽のまぶしさに埋もれています。
地域別の見え方
-
北ヨーロッパ:金星と水星は、基本的に観測が困難です。夜は土星、明け方は火星と木星が見つけやすい対象です。
-
南半球:日没後にはまだ水星が見えますが、この週は暗くなりながら低くなっていきます。金星は夕日の明るさに埋もれていきます。土星は夜の長い時間にわたって観測に適しています。明け方の火星と木星は低く、特に南へ行くほど観測条件が厳しくなります。
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熱帯地域:日没後、西の低空で水星を探しましょう。週の前半や赤道の南側で、より見つけやすくなります。金星は観測が非常に難しいか、太陽のまぶしさに埋もれています。土星は夜の長い時間にわたって見え、火星と木星は明け方の観測対象です。
日本で今夜見える惑星
10月19〜25日、日本で夜に最も見つけやすい惑星は土星です。日没後には東の地平線上にあり、夜の大半にわたって見えます。日の出前には火星と木星が肉眼で見つけやすくなります。天王星と海王星の観測には、双眼鏡や望遠鏡を使いましょう。
金星は夕日の明るさに埋もれ、観測は困難です。水星も夕方の難しい観測対象で、日ごとに見つけにくくなります。北海道や本州よりも、沖縄など南の地域のほうが条件は良くなります。探す場合は週の前半、日没から約20〜30分後、西南西の地平線が開けた場所で確認しましょう。それでも、水星は非常に低い位置にとどまります。
惑星観測におすすめの日:2026年10月19〜25日
10月19〜21日の日没後:水星がさらに暗くなる前に探してみましょう。最も見やすいのは南半球の中緯度です。日没の約30〜45分後、地平線が開けた場所で西の低空を探しましょう。日本では低すぎるため、観測は困難です。
10月19〜21日の月が沈んだ後:天王星を探しましょう。満ちていく月は、週末よりも週の初めのほうが早く沈みます。月が沈んでから夜明けで空が明るくなるまでの間、天王星が十分に高い位置にあるうちに、双眼鏡や望遠鏡でおうし座を探してみてください。
10月23〜24日の夕方から夜:月を目印に土星を見つけましょう。満月に近い月が土星に接近し、最も近づくのは10月24日です。暗くなったら、東側の空を探しましょう。
10月19〜25日の夜明け前:火星が木星へ近づく様子を観察しましょう。見かけの間隔は、この週に約11°から8°へと縮まります。まず明るい木星を見つけ、同じ大きな弧に沿って、ずっと暗いオレンジ色の火星を探してみてください。
夕方の惑星:金星と水星
金星:太陽のまぶしさに埋もれる時期
2026年10月19〜25日、金星は太陽のまぶしさに埋もれていきます。南半球では、週の初めに、西の地平線が十分に開けていれば日没直後に一瞬見える可能性はありますが、夕方の観測対象としてはすでに難しくなっています。
金星は10月24日に内合を迎え、地球と太陽の間を通過します。ただし、地球から見ると太陽の円盤より南側を通ります。この日前後は、空で太陽に近すぎるため、眼視観測には適しません。
内合の後、金星は明け方の空へ移り、10月末から11月にかけて、次第に見つけやすくなります。
水星:南半球で観測しやすい
水星は今週、夕空にあり、10月12日の東方最大離角を過ぎて、見かけ上、太陽へ近づいています。薄明の間も比較的高い位置にある、南半球の中緯度で最も見やすくなります。
南半球では、日没の約30〜45分後、西の地平線上を探しましょう。週の前半のほうが見つけやすくなります。水星は約0.2等から0.7等へと暗くなり、日ごとに低くなっていきます。日本など北半球の中緯度では非常に低く、観測は難しいか、ほぼ不可能です。
夜の惑星:土星、天王星、海王星
土星:夜の大半にわたって見える
2026年10月19〜25日、土星は特に見つけやすい惑星の1つです。10月4日の衝を過ぎ、日没後には東の地平線上にあり、夜の大半にわたって見えます。約0.4等で輝き、黄色がかった光の点に見えます。肉眼でも簡単に見つけられ、小型望遠鏡では環や最大の衛星タイタンも観測できます。
10月24日ごろには、満月に近い月が土星のそばに見えます。土星は十分に明るいため、月明かりの中でも見つけられます。
天王星:夜遅くに双眼鏡で探そう
天王星は、緯度にもよりますが、夜遅くから夜明けまで見えます。確実に観測するには、双眼鏡や望遠鏡を使いましょう。約5.6等で輝き、淡い光の点として見えます。望遠鏡では、小さな青緑色の円盤を確認できます。
日本を含む北半球や熱帯地域の多くでは、夜明け前に観測しやすい高さまで昇ります。天王星はおうし座にあり、アルデバランとプレアデス星団のほぼ中間、それぞれから約6〜7°の位置にあります。この2つの明るい目印で大まかな場所を探し、Star Walk 2で惑星の正確な位置を確認しましょう。
今週は、上弦を過ぎて満ちていく月が夜の空を明るく照らします。暗い空で見るなら、週の前半、月が沈んだ後で、天王星がまだ十分に高い時間帯を狙いましょう。週末には、月が夜の大半にわたって空に残ります。
海王星:観測には光学機器が必要
海王星はうお座にあり、日没後には地平線の上に昇っていて、夜の長い時間にわたって見えます。7.7等と暗いため、肉眼では見えません。小さな青みがかった円盤を確認するには望遠鏡が必要です。星空アプリを使うと、位置を探しやすくなります。
明るい土星を目印にすれば、おおよその場所が分かります。海王星は土星の西約8°にあり、腕を伸ばして作った握りこぶし1個分より少し狭い間隔です。多くの双眼鏡では同じ視野に収まらないため、最後はアプリで正確な位置を確かめましょう。
海王星は9月26日に衝を過ぎ、今も夜遅くの観測に適しています。ただし、今週は満ちていく月が明るく、見つけにくくなります。10月23日から24日にかけての夜には、月が海王星の近くを通り、同じ空の一角を強く照らします。
明け方の惑星:火星と木星
火星:夜明け前に見える
火星は日の出前に見え、日本など北半球や熱帯地域で観測しやすくなります。南半球の高緯度では、かなり低い位置にとどまります。夜明け前の東の空を探しましょう。明るさは約1.0〜0.9等です。木星や金星ほど明るくありませんが、赤みを帯びた色が目印になります。
今週は、ずっと明るい木星が火星を探す目印になります。火星は10月19日に木星の西約11°にあり、25日には間隔が約8°まで縮まります。腕を伸ばして作った握りこぶし約1個分の間隔です。日の出の約1時間前に探してみましょう。
木星:明け方の空でますます目立つ存在に
木星は今週、明け方に見つけやすい惑星です。約−1.9〜−2.0等で輝き、日ごとに早く昇ります。日の出前、東の地平線上を探しましょう。
最も観測しやすいのは北半球と熱帯地域です。南半球の中緯度では低めですが、週の後半に向けて朝の見え方が良くなります。さらに南では、地平線が開けていることが特に重要です。双眼鏡や小型望遠鏡では、木星の4つの大きな衛星も観測できます。
日の出前の明るい光は何?
日の出前に最も明るく見える惑星は、東の空の木星です。赤い火星も同じ大きな弧に沿って離れた位置にありますが、木星よりずっと暗く見えます。土星はさらに西にあり、日の出前に沈むため、夜明けで空が明るくなるころには非常に低いか、すでに地平線の下にあります。
空で惑星を見つけて見分ける方法
天体観測を始めたばかりの人の多くは、高価で立派な望遠鏡が必要だと思いがちです。しかし、初歩の天体観測は、お金をかけずに楽しめます。
水星、金星、火星、木星、土星の5つは、街中からでも肉眼で見えることがあります。機材を使えば楽しみは広がりますが、空の光点が何かを見分けるために必須というわけではありません。ここからは、夜空で太陽系の惑星を探す方法を紹介します。
明るい光の点を探す
金星と木星は、空に見える光の点の中でも特に明るく、肉眼で簡単に見つけられます。火星も、時期によっては恒星より明るく輝きます。明るい惑星は、強い光が周囲に広がって見えるため、恒星より大きく感じられることもあります。空にひときわ明るい光の点が見えたら、惑星かもしれません。
天文学では、天体の見かけの明るさを等級で表します。数字が小さいほど明るく、特に明るい天体には負の値を使います。例えば、次のようになります。
恒星とは異なり、惑星の明るさは地球や太陽との位置関係によって変わります。太陽系の惑星の明るさの範囲は、次のとおりです。
- 金星:−4.9〜−3.0等
- 木星:−2.9〜−1.7等
- 火星:−2.9〜1.9等
- 水星:−2.5〜7.2等
- 土星:−0.5〜1.2等
- 天王星:5.4〜6.0等(通常は双眼鏡が必要)
- 海王星:7.7〜8.0等(双眼鏡または望遠鏡が必要)
またたいているか確認する
恒星は通常またたきますが、惑星の光は比較的安定しています。恒星は非常に遠いため、点のような光源に見えます。地球の大気中で空気が動くと、光の進む方向が絶えず変わり、見かけの明るさや色、位置が細かく変化します。一方、惑星はずっと近く、小さな円盤として見えるため、大気による揺らぎがならされ、光が安定して見えやすいのです。
ただし、またたきは手がかりの1つであり、確実な判別方法ではありません。惑星も、地平線の近くで光が厚い大気の層を通るときや、大気が特に不安定なときには、目立ってまたたくことがあります。反対に、空高くにある恒星は、光が比較的安定して見えることもあります。
星がまたたく理由については、詳しい解説記事をご覧ください。
月の近くで惑星を探す
惑星を見つける簡単な方法の1つは、誰でも見つけやすい明るい目印、月を使うことです。月は毎月、空で惑星の近くを通過します。このような現象を接近と呼びます。月の近くに明るく、あまりまたたかない「星」があれば、惑星かもしれません。
次に月と惑星が接近する日を知りたい方は、随時更新している記事をご覧ください。

惑星同士の接近や惑星直列を狙う
ときどき、惑星同士が空でとても近くに見えることがあります。例えば金星が天王星に接近するときは、明るい惑星を目印に、暗い惑星を探せます。どちらも明るい惑星なら、肉眼でも見応えのある光景になります。
さらに印象的なのが、3つ以上の惑星が空で太陽の片側に集まる惑星直列です。惑星が狭い範囲に密集するとは限らず、広い弧を描くこともありますが、一度の観測でいくつもの惑星を探せる好機です。
次の惑星直列は、2026年11月14日ごろに起こります。日の出前の空に、水星、金星、火星、木星が集まります。
詳しくはこちら:2026年11月の惑星直列

太陽の通り道に沿って探す
水星と金星は、空で常に太陽の比較的近くにあります。そのため、通常は日の出前や日没後、地平線近くで探します。
また、すべての惑星は、太陽が星々の間を1年かけて移動する見かけの道筋、黄道の近くにあります。黄道の位置を空で正確に見定めるのは、特に初心者には難しいものです。多くの天文アプリやソフトウェアでは、空を横切る弧として表示できます。

惑星は空をさまよう天体
惑星か恒星かを確かめるもう1つの方法は、何晩か続けて位置を観察することです。背景の恒星に対して、惑星の位置が少しずつ変わっていくのが分かります。
操作できる星空マップを使う
自分の目で惑星を探してみたら、アプリで答え合わせをしましょう。無料のStar Walk 2には、惑星を強調表示して恒星と見分けやすくするPlanet Walkモードがあります。メニューを開き、「惑星」を選んでPlanet Walkをタップしてください。惑星が強調されたリアルタイムの星空マップが表示されます。画面下部のパネルから、各惑星へすぐに移動できます。

ほかのアプリを試すなら、Night Sky、SkySafari、Stellariumなどもあります。完全に無料のもの、購入が必要なもの、アプリ内課金で追加機能を利用できるものなど、料金体系はさまざまです。無料で使える機能を比較したい方は、2026年のおすすめ天文アプリの記事をご覧ください。
惑星別の観測のコツ
水星:見つけにくい惑星
水星は、地球よりも太陽に近い軌道を回る内惑星です。そのため、空で太陽から遠く離れることはありません。太陽から最も離れるときの角距離は、18〜28°の範囲で変わります。この状態を最大離角と呼び、内惑星を観測する好機になることがよくあります。東方と西方を合わせると、水星は年に6〜7回、最大離角を迎えます。
水星を探すときは、日没直後の西の低空、または日の出直前の東の低空を見ましょう。今は朝に見えるのか、夕方に見えるのか、それとも観測できない時期なのかを知るには、毎日の見え方を確認できる無料のStar Walk 2アプリを使ってみてください。

小型望遠鏡では、水星の小さな円盤や満ち欠けが見えます。夕方に観測する場合は、太陽が完全に沈んでから機材を向けてください。適切な太陽観測用フィルターを装着していない望遠鏡、カメラ、双眼鏡を太陽に向けてはいけません。一瞬で視力を永久に失ったり、機材が損傷したりする危険があります。
水星は見過ごされがちですが、太陽系の中でも意外な特徴の多い惑星です。この小さな謎多き惑星について、どれほど知っているかクイズで確かめてみましょう。

金星:宵の明星と明けの明星
金星は、肉眼で見える最も明るい惑星です。光を強く反射する雲に覆われているため、空でひときわ明るく輝き、最大光度のころには昼間でも見えることがあります。
月と同じように、金星にも満ち欠けがあり、細い三日月のような形のときに最も明るくなります。地球に近づくと見かけの大きさは増しますが、照らされている部分の割合は小さくなります。この2つの効果の釣り合いにより、三日月状のときに最も明るくなるのです。金星の満ち欠けは小型望遠鏡でよく分かります。高倍率の双眼鏡をしっかり固定すれば、細い形を確認できることもあります。
金星も水星と同じ内惑星で、空で太陽から大きく離れることはありません。水星が太陽から最大約28°離れるのに対し、金星は最大約48°離れます。一方、外惑星は衝のとき、太陽から180°離れた位置に見えます。
金星は空で最も明るい惑星です。夜空で最も明るい天体である月に接近すると、光害のある街中でも美しい光景を楽しめます。次の月と金星の接近については、随時更新している記事をご覧ください。

金星は非常に明るいため、飛行機やUFOと間違えられることもあります。人は想像力が豊かで、ほかにもさまざまなものを宇宙人の乗り物だと思うことがあります。こちらのインフォグラフィックでは、UFOと間違えられた人工物を紹介しています。

火星:赤い惑星
火星は、さびのような赤みを帯びた光が特徴で、明るい街中でも見つけられます。見かけの明るさは太陽系内の位置関係によって変化し、衝のころに最も明るくなります。衝は約26か月ごとに起こり、地球が火星と太陽の間を通過する時期にあたります。
次の衝である2027年2月19日の前後には、火星が最も明るく、見かけも最も大きくなります。2027年7月には、明るさはそのころの約9分の1、見かけの直径は約40%になります。

双眼鏡では火星は赤い光の点に見えます。円盤の形をはっきり捉えるには、望遠鏡が必要です。
火星についてもっと知りたいですか?太陽系の惑星の中では、人類の移住先として最も有望だと考えられています。いつか子孫が暮らすかもしれない惑星について、クイズで知識を試してみましょう。

木星:衛星も見える太陽系最大の惑星
木星は太陽系最大の惑星で、夜空でも特に明るい天体の1つです。通常は金星に次いで明るい惑星ですが、条件の良い衝のころには、火星が木星より明るくなることもあります。肉眼でも見つけやすく、双眼鏡や小型望遠鏡でも楽しめます。2027年2月11日の衝に向けて、2026年末にはさらに明るくなります。
小型望遠鏡や双眼鏡でも、木星と、その4つの大きな衛星であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを観測できます。ガリレオ衛星と呼ばれるこれらの天体を見れば、ガリレオ・ガリレイの気分を味わえるかもしれません。観測する夜の位置を調べるには、Star Walk 2アプリ(この種類の天体にはアプリ内課金が必要)や、すべての天体を無料で調べられるSky Tonightアプリを使ってみましょう。
北半球では、木星が夜空で最も明るい恒星シリウスと間違えられることがあります。12〜3月には、日本を含む北半球の広い地域で、シリウスが夕方から夜の空に目立つため、2つの明るい光点を混同してしまうのも無理はありません。見分ける際は、恒星のほうが強くまたたきやすく、惑星の光は比較的安定していることを思い出しましょう。また、シリウスは黄道から大きく離れています。

木星の巨大な嵐、大赤斑を見るには、望遠鏡で100倍程度以上の倍率を使い、大気が安定した条件を狙いましょう。観測時に大赤斑が地球側を向いているかも確認してください。
木星が太陽系最大の惑星だということは、よく知られています。では、どれくらい大きいのでしょうか?この巨大なガス惑星の中に、地球はいくつ収まるのでしょうか?クイズで確かめてみましょう。

土星:黄金色に輝く環と衛星の王者
土星は、黄色がかった金色の光が特徴で、肉眼でも見分ける手がかりになります。金星や木星より暗く、あまりまたたかない黄色っぽい光の点を探しましょう。

土星の有名な環は、通常、小型望遠鏡でもはっきり分かります。適切な倍率と良い大気の状態がそろえば、明るい2つの環の間にある暗い隙間、カッシーニの間隙も見えることがあります。土星が太陽から90°離れた「矩」の位置にあるときは、環に落ちる土星本体の影も観測できます。
望遠鏡では、土星で最も明るい衛星タイタンも見えます。口径が大きくなると、レア、ディオネ、テティス、エンケラドゥスなどの衛星も見えてきます。いずれも惑星の近くに、小さく安定した光の点として見えます。
環と衛星の王者には、まだ知らない秘密がたくさんあるはずです。自信がある方は、クイズに挑戦してみましょう。

天王星:淡い青色の小さな点
天王星は非常に暗く、望遠鏡なしで見つけるのは簡単ではありません。小型望遠鏡でも、背景の恒星に紛れそうな、淡い青色の小さな円盤に見えます。ボートルスケール4以下の暗い空では、視力が良く、正確な位置が分かっていれば、肉眼でかろうじて見えることもあります。

天王星は、月や金星などの明るい目印の近くにあるときに探しやすくなります。ただし、月が近い場合は、その光で天王星の淡い輝きが見えにくくなることにも注意しましょう。
一般的なアマチュア用望遠鏡では、天王星の環や大気の細部は見えません。しかし、中型から大型の望遠鏡では、2つの大きな衛星、チタニアとオベロンを、離れた淡い光の点として捉えられることがあります。
海王星:太陽から最も遠い惑星
海王星は、観測が最も難しい惑星です。位置を確認するには、双眼鏡や望遠鏡が必要です。明るい惑星の近くにあるときは、その惑星を目印に探せることもあります。環や大気の細部は、アマチュア用望遠鏡による眼視観測では見えません。中型から大型の望遠鏡と非常に良い観測条件がそろえば、海王星の色や、最大の衛星トリトンを淡い光の点として捉えられることがあります。

今夜見える惑星:よくある質問
今夜はどの惑星が見える?
2026年10月19〜25日は、土星が夜の大半にわたって見え、火星と木星は明け方の観測対象です。水星は週の前半、南半球の日没後の空で最も見やすくなりますが、暗くなりながら低くなっていきます。日本では非常に低く、観測は困難です。金星は10月24日の内合前後、太陽のまぶしさに埋もれます。天王星と海王星を確実に観測するには、双眼鏡や望遠鏡が必要で、今週は明るい月の光でさらに見つけにくくなります。観測地で今、どの惑星が地平線上にあるかは、Star Walk 2で確認しましょう。
惑星はなぜ恒星のようにまたたかないの?
惑星は恒星よりも地球に近く、点ではなく小さな円盤として見えるため、通常は光が安定しています。黄道の近くに、あまりまたたかない明るい天体があれば、惑星かもしれません。
天王星や海王星は肉眼で見える?
天王星は非常に暗い空なら肉眼で見えることもありますが、とても淡く、見逃しやすい天体です。優れた観測条件に加え、どこを探せばよいか正確に知っている必要があります。海王星は肉眼では見えないほど暗く、双眼鏡や望遠鏡が必要です。
金星と木星はどう見分ける?
金星は通常、木星よりずっと明るく、日没直後や日の出前に地平線の低い位置に見えることがよくあります。木星も非常に明るい惑星ですが、夜のより長い時間にわたって見えることがあり、季節によっては空高くに昇ります。どちらも恒星ほどまたたかず、比較的安定した光で輝きます。
確実に見分けるには、Star Walk 2を使い、スマートフォンをその天体に向けてみましょう。
惑星の見え方は、なぜ場所によって変わるの?
地球上の場所によって空の見え方が変わるためです。緯度は、惑星がどれくらい高く昇り、どれくらい長く地平線上にあるかに影響します。また、緯度と経度の両方が、その場所での出入りの時刻を左右します。周囲の条件も重要です。地平線上にあっても、建物、山、木、光害、天候によって見えなくなることがあります。
惑星を観測するコツ:まとめ
太陽系を楽しむために、高価な機材は必要ありません。外に出て、空で明るく輝く光の点を探してみましょう。金星、木星、土星、火星、水星は、条件が良ければ肉眼で見えます。どの惑星が見えるかは、日付、時刻、観測地によって変わります。月や惑星同士の接近を目印にする方法もあります。惑星は通常、恒星より光が安定していることも覚えておきましょう。無料のStar Walk 2アプリを使えば、その場で惑星の名前や位置を確認できます。
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