惑星のパレード:情報と観測する方法

~4 min
惑星のパレード:情報と観測する方法

惑星のパレードとは何か、いつ起こるのか、どうやって観測できるのか。

惑星のパレードとは?

「惑星のパレード」は科学や天文学の正式な用語ではありませんが、太陽系の惑星が同じ場所に直列する地球から観測できる天文現象を指し、広く使われている言葉です。この現象についての単一の定義はありませんが、以下の3つが一般的に採用されています。

  1. 太陽の片側に太陽系の惑星が同時に一列に並び、観測できることができる天文現象。同時に惑星が太陽の片側に並ぶ頻度は、3つの惑星は年に2回、4つの惑星は年に1回、5つの惑星は19年に1回、太陽系すべての8つの惑星では約170年に1回とされています。
  2. 地球から観測する太陽系の惑星が、可視性の条件に関係なく、空の小さな領域に同時に現れる視覚現象。この種類の惑星のパレードは2002年4月18日に発生しており、太陽系のすべての惑星が夕空に一列に並ぶ様子を肉眼で見ることができました。予測によれば、このような惑星のパレードは2020年7月、2022年の3月と6月、2040年と2854年に発生すると言われています。
  3. まれに、一晩のうちに太陽系のすべての惑星がはっきりと見えることがあります。この現象も惑星のパレードと呼ばれます。内側の惑星の場合、最適な可視条件は最大離角付近となり、外側の惑星の場合は衝の前後で観測できる場合があります。

2020年8月にはこの特殊な惑星のパレードが発生し、一晩ですべての惑星を見ることができるという驚きのチャンスがあります。月の初めには、なかなか見ることのできない惑星である水星が、朝の空に出現します。輝かしい金星が近くに現れ、赤く光る火星、遠くの天王星、海王星がすべて衝に近づき、木星、土星も観測に適した位置に出現します。見づらく、薄暗い小惑星である冥王星も好条件で観測することが可能となります。

惑星のパレードは「合」とも呼ばれます。惑星のパレードは、惑星の数に応じて以下のように区別されています。

  • ミニパレード – 3つの惑星
  • 小パレード – 4つの惑星
  • 大パレード – 5~6つの惑星
  • フルパレード – 太陽系の惑星(および冥王星)すべて

ミニパレードは稀な現象ではありません。3つの惑星の合は1年に数回観測されます。

太陽系の惑星が一列に並ぶのはいつ?

惑星のパレードといっても、言葉と実際の現象とは区別して理解することが重要です。写真でお分かりのように、通常、惑星は完全に直列することはありません。太陽系の惑星は、すべてが同じ平面上を完全に周回してはいません。太陽系の惑星はすべて同じ平面内で完璧に軌道を回っているものではなく、三次元空間では異なる軌道で移動するため、完全に一直線に並ぶということはありません。

惑星のパレードでは何が観測できる?

惑星直列やパレードという言葉を天文学者が使用する場合、これは通常、惑星が空の同じ領域に出現することを意味します。惑星の配置は線で結ぶことができる場合もありますが、必ずしもそうではありません。多くの場合、2つ~3つの惑星が一度に空に並びます。

また、観測地点によっても見え方は変わります。太陽の片側に惑星が並んでいても、地球から見た場合にそれが必ずしも同じ空の領域にあるとは限りません。逆に、地球から見て空の同じ領域にある惑星も、太陽から見て同じ領域とは限りません。

2020年7月4日の惑星のパレードとは?どうやって観測できる?

予測によれば、2020年7月4日に珍しい惑星のパレードが発生し、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった太陽系のすべての惑星が太陽の片側に一斉に並びます。これは、すでにお伝えした3種類のうち1つ目の種類の惑星のパレードとなります。偏角がかなり小さくなるため、ほぼ完璧に近い整列は起こらないと思われます。

この種類の惑星のパレードが最後に発生したのは1982年であり、次回のパレードは2161年と2492年の発生が予測されています。お住まいの場所での惑星のパレードの発生時間を確認し、簡単に見つけたい場合は、天体観測アプリStar Walk 2アプリの通知をオンにして、注目度の高い天文現象の通知をタイムリーに受け取りましょう。

テキストクレジット:
画像クレジット:Vito Technology

Star Walk 2

Star Walk 2 ロゴ
App Storeでダウンロード
Google Playで入手する