土星の環の誕生を解明

土星は約45億年前、太陽系の初期に形成された。最近まで、土星の環がいつ誕生したのかを知ることは不可能だと思われてきた。NASAの探索機カッシーニの最終ミッションで集められた新たなデータでは、土星に環がなかった時代があったことがわかっている。

イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学の学者ルチアー ノ・イエス(Luciano Iess)氏は、地球とカッシーニを結ぶ干渉性ラジオ波を活用し、土星の重力場について新たな情報を得た。探索機は土星と環に入り込み、有用な重量データを集め、これにより、科学者は土星の誕生よりもずっと後に環が形成されたことを断定できるようになった。リモートセンシングデータに基づき、土星の重力を環の重力効果と切り離し、ついに環の質量を発見したのだ。

イエス氏の研究は、以前科学者が発見した質量と環の年齢の関係性を土台とする。質量が小さいということは、年齢が若いことを示唆する。なぜなら、土星の環は明るく、ほぼ氷でできているが、古ければ長年惑星間の残骸で汚れ、黒ずむはずだからだ。発見によると、土星の環は恐竜と同時代で、1億年以内に形成されたものである。

科学者は現在、土星の環がどのように形成されたかを研究している。環が古いものではないという新たな証拠は、近づきすぎた彗星が土星の重力で砕けたこと、つまり初期の氷衛星を破壊した出来事によって形成されたという学説を信用を与えるものである。

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