10月の満月はいつ？2026年のハンターズムーンを紹介
カレンダーに2026年10月26日と印を付けておきましょう！この日、ハンターズムーンが昇ります。自分のいる場所での正確な時刻を知りたいときは、無料のSky Tonightアプリを使えば数秒で確認できます。ここからは、ハンターズムーンという名前の由来や、満月をいちばん美しく楽しむコツを紹介します。
内容
2026年10月の月のカレンダー
2026年10月の月の位相
- 下弦の月：10月3日 13:25 GMT（日本時間：10月3日 22:25）
- 新月：10月10日 15:50 GMT（日本時間：10月11日 00:50）
- 上弦の月：10月18日 16:13 GMT（日本時間：10月19日 01:13）
- 満月：10月26日 04:12 GMT（日本時間：10月26日 13:12）
総合的な月齢カレンダーをチェックしてください。正確な月の出と月の入の時刻を確認しながら、星空観察の計画を立てましょう。
そして、天文アプリSky Tonightの月カレンダーで、月の満ち欠けや明るさ、位置などの詳細を知ることができます。アプリを開き、メイン画面の下にあるカレンダーアイコンをタップし、「月」タブに移動するだけで、自然の衛星に関するすべての最新情報を得ることができます。カレンダーの月の画像は、その日の実際の月の姿に対応しています。
2026年10月の満月はいつ？
今月の満月は、10月26日、日本時間13:12（GMT：04:12）に起こります。満月は約3日間見えるので、10月6日から観察を始めましょう。
観察を楽しむには、満月が地平線付近にある日没の時間帯を狙いましょう。この時間帯は月が大きく見え（この現象は月の錯覚と呼ばれる）、大気の屈折によって美しいオレンジ色の輝きを帯びるため、北半球の秋の景色にぴったりの演出になります。
10月の満月は何時に昇る？
2026年10月26日の満月の月の出時刻は、観測場所によって異なります。主な都市での月の出時刻は次のとおりです。
- ロンドン：10月26日 16:21 GMT
- 東京：10月26日 16:52 日本時間
- シカゴ：10月26日 17:51 CST
- ニューヨーク：10月26日 17:58 EST
- トロント：10月26日 18:12 EST
- ロサンゼルス：10月26日 18:17 PST
- メキシコシティ：10月26日 18:28 CST
- シンガポール：10月26日 18:55 SGT
- サンパウロ：10月26日 19:01 BRT
- シドニー：10月26日 19:31 AEDT
自分の街での日付ごとの正確な月の出時刻は、インタラクティブな月カレンダーで確認できます。
2026年10月の新月はいつ？
新月は、10月10日 15:50 GMT（日本時間 10月11日 00:50）に起こります。この日は月明かりがないため、かすかな天体の観察に最適なタイミングです。10月の新月の頃は、アンドロメダ銀河や土星状星雲などの有名なディープスカイ天体や少し変わった天体を観望する絶好の機会となります。
10月の満月はどの黄道十二星座に入る？
10月の満月は、その年によってうお座・おひつじ座・くじら座のいずれかに位置します。2026年の場合、満月の瞬間にはおひつじ座にあり、その後同じ夜のうちにうお座の領域へと移動していきます。
一方、占星術では2026年10月の満月はおうし座のサインにあるとされています。これは、黄道十二星座（占星術のサイン）と実際の星座が常に一致しているわけではないためです。その理由について詳しく知りたい方は、こちらの黄道に関する記事を読んでみてください。
10月の満月の名前
ハンターズムーンの意味
ハンターズムーン（狩猟の月、英語：Hunter’s Moon）は特定の月に関連付けられていませんが、ハーベストムーン（中秋の名月）の直後に来る満月です。
ハンターズムーンとハーベストムーン
ハーベストムーンは、北半球では9月、南半球で3月になる秋分点に最も近い満月です。ハーベストムーンは9月または10月（南半球で3月または4月）に発生する可能性があります。
ハンターズムーンは、ハーベストムーンの後に来る最初の満月です。これは、10月または11月（南半球では4月または5月）に起こる可能性があることを意味します。多くの年では、北半球のハンターズムーンは2026年と同じく10月に起こります。次に11月にハンターズムーンが起こるのは2028年です。南半球では、2026年のハンターズムーンは5月1日にあたり、次に4月にハンターズムーンが起こるのは2027年4月21日です。
ハンターズムーンの名前の理由
農家は伝統的にハーベストムーンの光の下で畑の刈り取りを終えていました。次の満月の頃には野原はきれいになっていたので、ハンターは動物が冬の前に餌を求めて徘徊しているのを簡単に見ることができました。さらに、今月のこの時期には、月が数晩連続で夕暮れ頃に昇り、夜明け頃に沈みます。月明かりのおかげで、ハンターは夜遅くまで獲物を追跡することができました。
10月のブラッドムーン
10月の満月はブラッドムーンと呼ばれる場合もあります。これは狩猟のシーズンを指しますが、月の実際の色を指すものではありません。月食を表すブラッドムーンと混同しないでください。
赤い月
10月の満月は、地平線近くに低くかかっていると赤くまたはオレンジ色に見えることがあります。このとき、月の光はより厚い大気の層を通過しなければならず、その途中で短い波長の青い光が散乱されやすくなります。結果として、地上に届く光は赤っぽい成分が多くなり, 月がオレンジ色や赤色に見えるのです。月の色のバリエーションについてもっと知りたい方は、月の色に関するクイズに挑戦してみてください！
ハロウィンの満月
10月の満月はハロウィンの時期と重なることがあり、神秘的なイメージを呼び起こします。しかし、10月の満月がハロウィン当日の夜とぴったり重なることはめったにありません。次にハロウィンの夜に満月が昇るのは、2039年です。2026年のハロウィンの夜には、月は欠けていく凸月（下弦前の大きな月）となり、真夜中以降にならないと昇ってきません。そのため、夕方から夜の早い時間帯は空が暗く、ちょっと不気味な天体たちを月明かりに邪魔されずに楽しむのにぴったりの条件になります。
10月の満月の他の名前
元々アメリカ先住民が使用する伝統的な月の名前は、移動する月（現時点では、鳥はより暖かい気候に飛ぶので、または移動の月）、氷の月（今度は最初の霜が降り始めるので、または氷の月）、落葉の月、枯れ草の月です。
他の別名には次のものがあります。
- 中国人：優しい月
- ウィッカ人：血の月
- 南アフリカ人：種の月
- 南半球：卵の月、魚の月、ピンクな月、目覚める月
2026年10月の満月：よくある質問
なぜ今夜の月はオレンジ色に見えるの？
10月の満月が地平線近くにあるとき、月がオレンジ色っぽく見えることがあります。これは、月の光が地球の大気の厚い層を通過する際に、青い光がより多く散乱され、赤やオレンジなど波長の長い光だけが多く届くためです。
また、月がいつもより大きく見えることもありますが、実際に大きさが変わっているわけではありません。これは月の錯視と呼ばれる現象で、月が地平線近くにあるとき、私たちの脳が実際よりも大きく見えているように感じてしまうのです。
次の満月（2026年）はいつ？
10月26日の次の満月は、2026年11月24日にやって来ます。この満月はビーバー・スーパームーンとして知られています。なぜこのような名前が付いているのか、どんな理由でスーパームーンと呼ばれるのか気になる方は、11月の満月ガイドで詳しい解説をチェックしてみてください。
次のハンターズムーンはいつ？
ハンターズムーンは、ハーベストムーンのあとに来る最初の満月です。北半球では、2026年10月26日の次のハンターズムーンは、2027年10月15日に起こります。
南半球では、次のハンターズムーンは2026年5月1日です。さらにその次は、2027年4月21日に起こります。
2026年のハロウィンの月齢は？
ハロウィンのイラストでは、よく不気味な家や風景の上に明るい満月が昇っている様子が描かれますが、2026年10月31日の実際の月は、**欠けていく凸月（下弦前の大きな月）で、照らされている部分はおよそ65％**です。これはむしろ観察には好都合です。月はハロウィンの夜に不気味な雰囲気を演出するのに十分な明るさがありつつ、ハロウィン向けの星空観察を楽しみたいときにも、望遠鏡でじっくり観察できるくらいには暗さも残っています。
2026年の次のスーパームーンはいつ？
2026年の次のスーパームーンは、11月24日に起こります。 スーパームーンがなぜ特別なのか、また、今後のスーパームーンをもれなくチェックしたい方は、スーパームーンとその反対にあたるマイクロムーンをまとめたインフォグラフィックをぜひご覧ください。
2026年10月の満月：まとめ
2026年10月26日 04:12 GMT（日本時間：10月26日 13:12）に満月を迎えます。北半球では、この満月はハンターズムーンと呼ばれ、毎年ハーベストムーンの次に訪れる満月です。このときの満月は主におひつじ座の中で輝き、地平線近くでは黄金色がかった色合いに見えるかもしれません。自分のいる場所で満月がいつ昇るのか、その夜にほかにどんな天体が見られるのか知りたくなったら、Sky Tonightアプリで空をチェックしてみてください。
澄んだ夜空と、すてきな月見の時間をお楽しみください！
