2023年最大の10つの天文現象
2023年には、明るい彗星、まれな金環皆既日食、その他の珍しい天文イベントが見られます。これらの日付をカレンダーにマークして、何も見逃さないようにしてください!
内容
- 1月4日:しぶんぎ座流星群の極大
- 2月1日:ZTF彗星(C/2022 E3)が最大明るさに
- 4月20日:金環皆既日食
- 5月17日:月による木星の掩蔽
- 8月13日:ペルセウス座流星群の極大
- 8月27日:土星衝
- 8月31日:2023年の最大満月
- 10月15日:「炎の環」の金環日食
- 11月3日:木星衝
- 12月14日:ふたご座流星群の極大
1月4日:しぶんぎ座流星群の極大
この年はしぶんぎ座流星群から始まります。それは1年で最も強い流星群の1つです。1時間で流星の数は60個から200個まで変化します。そして、しぶんぎ座流星群は火玉で人気があります。残念ながら、しぶんぎ座流星群は今年に満月の2日前に極大に達します。月の入りと日の出の間の朝に観察を開始することをお勧めします。このようにすると、92%照らされた月が空を照らすことなく、1~2時間過ごすことができます。北半球では、放射点は常に空の高いところにあります。南に行くほど、日中に地平線上に現れる可能性が高くなります。
2月1日:ZTF彗星(C/2022 E3)が最大明るさに
2023年1月末までにZTF彗星(C/2022 E3)が近日点を通過し、2月1日に地球に最接近します。この時に、彗星が最も明るくなるので、彗星を観察するのに最適な日です。現在、ZTF彗星は望遠鏡で見ることができます。2月初旬には、双眼鏡で見えるほど明るくなり、予報によって、肉眼でも見えるようになるでしょう。今年はこれだけ明るい彗星ですので、お見逃しなく!
4月20日:金環皆既日食
今年の4月には、まれな金環皆既日食を見る機会があります。これは、月の影が地球を横切るときにその外観が変化する日食です。そのような日食はめったにありません。例えば、今世紀には7回しかありません。ほとんどの場合、金環皆既日食は金環日食として始まり、皆既日食になり、その後金環日食に戻ります。オーストラリア、インドネシア、東ティモールからのオブザーバーは、この珍しいイベントを見ることができます。周辺地域では部分日食が見られます。
5月17日:月による木星の掩蔽
月による掩蔽はめったに見られず、観察するのが困難です。世界の特定の地域からしか見えません。今回は、異常な天体現象がアメリカ大陸とヨーロッパの一部から見えます。観測者は月が木星の前を通過するのを見るでしょう。明るい惑星は、ほとんど見えない月の円盤の後ろに消え、1時間後に再び現れます。世界の残りの部分は、三日月が木星のすぐ近くで輝いているのを見るでしょう。次回は2026年に月による木星の掩蔽を見るので、今年はその瞬間をとらえたほうがよいでしょう。
8月13日:ペルセウス座流星群の極大
ペルセウス座流星群は、今年最も人気があり流星群の1つです。1時間に最大100個の流星が見ることができます。今年はペルセウス座流星群のピークが新月の2日前で、観測条件は良好です。この流星群は主に北半球から見ることができ、放射点は常に地平線上にあります。
8月27日:土星衝
年に1回、地球は土星と太陽の間に入ります。そのため、土星は空で太陽の反対側にあります。太陽が西に沈むと、土星は東に昇ります。この時期はいつもより惑星が大きく明るく見えるので、見るのに良いチャンスです。双眼鏡で見ると、土星は楕円形の円盤として見えます。望遠鏡は環を明らかにします。土星はみずがめ座で0.4等で輝いています。
8月31日:2023年の最大満月
2023年8月31日のスーパームーンは、この年の他の満月よりも地球に近づき、最も明るくて大きい満月になります。さらに、それはブルームーンまたは暦月で2番目の満月になります(ところで、名前は月の実際の色とは何の関係がありません)。月明かりの下を散歩することを忘れないでください。そして、記事を読んで、通常の満月とスーパームーンを見分ける方法がわかります。
10月15日:「炎の環」の金環日食
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸でもう1つ日食が見られるでしょう。米国、メキシコ、ベリーズ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、コロンビア、およびブラジルからの観測者は、「炎の環」または金環日食を見るでしょう。残りの西半球では部分日食が見られます。このタイプの次の日食は1年後に発生し、チリとアルゼンチンからのみ見ることができます。
11月3日:木星衝
木星は、夜空で月と金星に次いで3番目に明るい天体であるため、通常ははっきりと見えます。2023年11月3日に衝に達し、おひつじ座で今年で最も明るく(視等級は-2.9)になります。木星は肉眼で観察できます。双眼鏡や望遠鏡を持って、木星を取り囲むガリレオ衛星を見ることができます。
12月14日:ふたご座流星群の極大
明るいふたご座流星群は通常、その年で最も強い流星群の1つです。1時間に最大150個の色とりどりの流星を生成することができます。壮観なショーは、両方の半球で見ることができます。北緯からの観測者は、夕方から観測を開始できます。南半球からのスターゲイザーはもう少し待つ必要があります。放射点は真夜中頃にのみ地平線の上に上がります。
結論:これで、2023年に最も面白い天体イベントがわかりました。SNSでフォローし、Star Walk 2とSky Tonightの天文カレンダーをチェックして見逃さないようにしてください!
楽しく天体観測をしてください!