ウルティマ・トゥーレの最新画像

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NASA の宇宙探査機、ニュー・ホライズンズは、以前ウルティマ・トゥーレの名で知られていたカイパーベルトの 2014 MU69 の最新の写真を撮影しました。この画像は、 2019 年元旦に同探査機がこの地球から最も離れた物体をたった 4,200 マイル (6,700 km) という、史上最も近距離で観測した時に撮影されたものです。この二重小惑星の最新画像は同探査機のデータメモリーに保存され、1 月 18 日に地球に送信されました。

デコンボリューション処理後の高画質画像には、ウルティマ・トーレの突出部の地形の新たな詳細が写っています。これにより、表面を覆っている数々のくぼみ (直径約 0.4-0.7 マイル) や深いへこみと考えられている小さい吐出部の大きな円形状のもの (直径約 4 マイル) が確認できます。さらに、両側には共に原因不明の多くの明暗のパターンがあります。

これらのくぼみや円形がどのようにできたのかはまただわかっていません。また、科学者達はまだ 2 つの部分がどのように結合したのかも解明できていません。これらのくぼみが衝突クレーターなのか、それとも「崩壊孔」や大昔に起きた揮散物質の放出などの内部からのものなのか、現在断言するには至りません。ジョンズ・ホプキンズ応用物理学研究所の発表によると、これらの画像は研究者達が物体の起源とどのように形成されたのかを解明する手掛かりになる可能性があるとのことです。

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