天文の日2026:9月19日に宇宙を楽しもう

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次の天文の日は2026年9月19日(土)です。今年は「国際月観測夜」と同じ日に開催されます。夜空を見上げる理由が2つもあります!まずは月を眺めたり、惑星を探したり、望遠鏡を使う一般向けイベントに参加したりしてみましょう。この記事では、天文の日の歴史と、どこにいても気軽に参加できる方法を紹介します。

今、頭上に何が見えているのか知りたいですか?無料のStar Walk 2アプリを開いて端末を空へ向けると、現在地から見えるインタラクティブな星図が表示されます。

内容

天文の日はいつ?

天文の日は年に2回、春と秋に開催されます。通常は上弦の月に近い土曜日が選ばれます。このころは星空観察に十分な暗さがあり、望遠鏡で見る月も美しいためです。上弦のころは、月のクレーターや海の地形が特によく見えます。

2026年の天文の日は4月25日と9月19日です。それぞれの天文の日を含む月曜日から日曜日までが「天文週間」となり、初心者、家族連れ、経験豊富な観測者まで楽しめるイベントが行われます。

9月の月は、日本時間9月19日05:44(9月18日20:44 GMT)に上弦を迎えます。月カレンダーでは、月相や現在地での月の出・月の入りの時刻を確認できます。

今後の予定を立てるために、これから10年間の天文の日を確認しておきましょう。

春の天文の日春の天文週間秋の天文の日秋の天文週間
20264月25日4月20〜26日9月19日9月14〜20日
20275月8日5月3〜9日10月9日10月4〜10日
20284月29日4月24〜30日9月23日9月18〜24日
20295月12日5月7〜13日9月15日9月10〜16日
20305月4日4月29日〜5月5日9月28日9月23〜29日
20314月26日4月21〜27日9月20日9月15〜21日
20325月8日5月3〜9日10月2日9月27日〜10月3日
20334月30日4月25日〜5月1日9月24日9月19〜25日
20345月20日5月15〜21日10月14日10月9〜15日
20355月5日4月30日〜5月6日9月29日9月24〜30日

天文の日の日付は、Astronomical Leagueが公開している日程に基づいています。天文週間は、各開催日を含む月曜日から日曜日までの期間です。個々のイベントの日程は、地域の主催者にご確認ください。

天文の日の楽しみ方

天文の日を楽しむ一番の方法は、外に出て空を見上げることです!夜空にはいつも驚きがあり、星の下で過ごす短い時間も忘れられない体験になるでしょう。2026年9月14〜20日の天文週間に試したいアイデアを紹介します。

まずは月を見よう

2026年9月19日の月
2026年9月19日、上弦を過ぎた月は約60%が照らされ、いて座に位置します。

9月19日は国際月観測夜でもあります。世界中で月の観測や探査を楽しむ、天文の日とは別のイベントです。近くの催しに参加したり、NASAの観測資料を利用したり、自宅から月を眺めたりしてみましょう。

上弦のころは、月の明るい部分と暗い部分の境界である「明暗境界線」をたどってみてください。双眼鏡や望遠鏡を使うと、より細かな地形まで見えますが、まずは肉眼で明るい高地と暗い月の海の違いを探してみましょう。

惑星を探そう

  • 土星: 環を持つ土星は10月4日のに近づいているため、今が絶好の観測時期です。衝のころには土星が最も明るく大きく見え、夕方から夜明けまで観測できます。夕方に東の空を探し、土星が高く昇るまで待ちましょう。惑星自体は肉眼でも見えますが、環を見るには望遠鏡が必要です。詳しい観測方法は土星ガイドをご覧ください。
  • 金星: 日没直後、西の地平線近くを探してください。今月の金星は非常に明るいものの、見やすさは観測地によって大きく異なります。南半球では見つけやすく、日本を含む北半球の多くの地域では空の低い位置に見えます。9月の惑星観測ガイドもご覧ください。
  • 9月14日、月が金星に接近: 天文週間の始まりには、夕方の空で月と金星が接近します。南の地域ほど観測しやすく、日本では西の空の低い位置に見えます。この日には月が金星を隠す金星食も起こりますが、見られるのは限られた地域で、多くの場所では昼間の現象となります。
9月14日の夜空:月が金星に接近
日没後、西の空の低い位置で、おとめ座の明るい金星に接近する若い三日月を探してみましょう。2天体は肉眼で簡単に見つけられます。ただし北半球の中緯度では、どちらも夕方の空の比較的低い位置にあるため、西の地平線まで遮るもののない場所が必要です。

各地での見え方は、月と惑星の接近ガイドで確認できます。

星座を1つ覚えよう

9月の星座ガイドから、まだ知らない星の並びを1つ選んで探してみましょう。わし座とやぎ座は両半球から観測できます。北半球では、はくちょう座も楽しめます。南半球では、くじゃく座を探してみてください。

9月の星空ガイドでは、今月の夜空の見どころを詳しく紹介しています。

双眼鏡や望遠鏡で暗い天体に挑戦しよう

アンドロメダ銀河
アンドロメダ銀河は肉眼で見える最も遠い天体です。

暗い空では、北半球の観測者はアンドロメダ銀河、南半球の観測者はくじゃく座の球状星団NGC 6752を探してみましょう。どちらも双眼鏡では淡い光の染みのように見え、望遠鏡を使うとさらに詳しく観察できます。

天文週間が進むにつれて月が満ち、暗い天体は見えにくくなります。週の前半の夕方に観測するか、月が沈んだあとを狙いましょう。

観測対象や機材の選び方は、9月の星雲・星団・銀河ガイドで紹介しています。

天文の日の3ステップ・チャレンジに挑戦しよう ✍️

簡単な観測プランをお探しですか?天文週間に、次の3つを見つけてみましょう。

  1. 月を観察する: 月相を確認し、月の海などの地形を1つ見つけます。
  2. 惑星を探す: 土星を探してみましょう。現在地から見やすければ金星もおすすめです。
  3. 新しい星座を覚える: 明るい星を見つけ、それがどの星座に属しているか調べます。

天文アプリを使えば、外へ出る前に地平線の上にある天体を確認できます。Star Walk 2で天体を検索し、端末を空へ向けて、白い矢印に従って現在地から見える方向を探しましょう。

すべてを一晩で終える必要はありません。曇ってしまったら、アプリの星図で天体について調べ、別の夜に観測してみましょう。

今月の見どころをさらに知りたい方は、9月の天文現象ガイドをご覧ください。

曇っていても楽しもう

宇宙クイズの夜を開きましょう!友人や家族と天文クイズに挑戦したり、楽しい性格診断「あなたはどの宇宙天体?」を試したりできます。晴れた空は必要ありません。

天文の日とは?

天文の日は、「天文学を人々のもとへ届ける」ことを目的とし、星空観察や宇宙科学の楽しさを誰もが体験できるようにするイベントです。この日には、天文クラブ、科学館、天文台、プラネタリウムなどが一般向けの催しを開き、宇宙の魅力を伝えます。

これまで望遠鏡をのぞいたことがない何千人もの人々が、惑星を間近に観察し、明るい銀河や星雲を知り、地球の衛星であるについて学ぶ機会を得ます。

天文の日の歴史

天文の日は1973年、アメリカのカリフォルニア州で始まりました。創設したのは、当時北カリフォルニア天文協会の会長だったダグ・バーガーです。バーガーの発想は単純でありながら画期的でした。人々に遠くの天文台まで来てもらうのではなく、望遠鏡を人々のいる場所へ持っていくことにしたのです。最初の天文の日には、ショッピングセンターや公園など、人の多い都市部に望遠鏡が設置されました。通行人は気軽に立ち止まり、月や惑星、星を眺めることができました。

この試みは多くの人々に歓迎されました。初めて望遠鏡をのぞいた人の多くが、天文学をもっと知りたいと思うようになりました。地域の天文クラブによると、街角での観望会のあとには、次の一般公開日に大勢の人が訪れたそうです。人気が高まるにつれ、天文の日も広がっていきました。2000年代半ばになると、年に1日だけでは足りないと考えられるようになり、2007年には従来の春の開催に加えて、秋の天文の日が設けられました。

やがて主要な天文団体が支援するようになり、アメリカ国外にも広がって世界的なイベントへと発展しました。現在、天文の日は少なくとも14の国内外の団体が共同で支援しています。「天文学を人々のもとへ届ける」という理念を守りながら、新しい世代に星空を見上げるきっかけを与え続けています。

世界各地の天文の日

アメリカのNational Astronomy Dayとして始まったこの行事は、今では世界規模のイベントへと成長しました。Astronomical Leagueによると、カナダ、ニュージーランド、フィンランド、スウェーデン、アルゼンチン、マレーシア、イラン、フィリピンなどでも、天文の日に関連する催しが行われてきました。

国によっては、特別な天文現象に合わせて別の日に独自のイベントを開催しています。それでも、誰もが天文学に親しめるようにするという目的は共通しています。

  • アメリカ — Astronomy Day: 天文クラブ、博物館、天文台が公共の場所へ望遠鏡や体験プログラムを持ち込み、この行事が始まった当初の理念を受け継いでいます。たとえば2026年9月19日には、ミズーリ州のブーン郡ネイチャースクール天文台で、天文の日と国際月観測夜の両方を記念する「Celebrate Astronomy」観望会が開かれます。満ちていく月、金星、土星などの観測が予定されています。

  • カナダ — Astronomy Day: ブリティッシュコロンビア州ビクトリアで2026年4月25日に開催されたAstronomy Dayには、カナダ王立天文学会ビクトリアセンター、ロイヤルBC博物館、ドミニオン天体物理観測所友の会が参加しました。専門家の指導による太陽観測、天文講演、望遠鏡の実演、子ども向けプログラム、オブザーバトリー・ヒルでの夜間イベントなどが行われ、昼の学習から夜の観測まで一日中楽しめる催しとなりました。

  • ドイツとスイス — Astronomietag: 独自に運営される天文の日で、天文台、プラネタリウム、博物館などが訪問者を迎えます。全体の調整はドイツのアマチュア天文家協会Vereinigung der Sternfreundeが担当しています。2026年は3月28日に開催され、月、金星、木星が主な観測対象となりました。月面では、虹の入り江が影に包まれる一方、ジュラ山脈だけが太陽に照らされる「黄金の取っ手」も注目されました。

  • フランス — Les Nuits des Étoiles: 「星の夜」は、天文学を夏のお出かけとして楽しめる催しで、初心者も参加できる無料の観望会が開かれます。フランス天文協会と地域のボランティアが主催する2026年のイベントは8月7〜9日に開催されました。フランスから部分日食として見られた8月12日の日食を前に、太陽がテーマとなりました。夜には星や天の川を観察する機会も用意されました。

  • イギリス — National Astronomy Week: イギリスのNational Astronomy Weekは毎年ではなく、数年ごとに開催されます。直近では2025年2月1〜9日に「Chasing the Moon(月を追いかけて)」をテーマとして、国内で275以上のイベントが行われました。一般向けの望遠鏡観測、オンライン講演、ライブ配信、プラネタリウム上映など、自宅からでも参加できる多彩な企画が用意されました。

  • 日本 — スター・ウィーク: 日本では毎年8月1〜7日に、夜空に親しむためのキャンペーン「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」が行われます。1995年から続くこの取り組みでは、全国各地で観望会などが開催されます。この独自の夏の行事にも、天文の日と同じ親しみやすい精神があります。星空を見上げるのに、専門家である必要はありません。

  • フィリピン — National Astronomy Week: フィリピンでは、PAGASAが中心となり、毎年2月の第3週に独自の天文週間を開催しています。2026年は2月15〜21日に、「Rising Stars: Youth Leading the Future of Philippine Astronomy」をテーマとして行われました。若者の参加を促し、次世代と国内の天文コミュニティを結びつけることに重点が置かれました。

近くで行われるイベントについては、地域の天文クラブ、天文台、プラネタリウムにお問い合わせください。さらに宇宙を楽しみたい方は、次の星空旅行にぴったりな世界の有名な天文台ガイドもご覧ください。

天文の日:まとめ

2026年9月19日(土)の天文の日を、9月14〜20日の天文週間に楽しみましょう。国際月観測夜も同じ日に開催されるため、まずは月から始めるのがおすすめです。惑星を見つけたり、星の名前を1つ覚えたり、誰かに初めての望遠鏡観測を体験してもらったりしてみましょう。

天文の日が、晴れた空と新しい発見に満ちた夜になりますように!

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