2025年3月13日～14日 皆既月食：可視マップと「赤い月」のタイムライン
約2年半ぶりの皆既月食に備えましょう！2025年3月13日～14日の夜、満月（ワームムーン）が赤く染まり、約65分間にわたって皆既月食が起こります！この珍しい現象は、アメリカ、カナダ、メキシコを含む西半球で観測可能です。特別な機材は必要ありません！現在の地域での食の時間を知りたいですか？無料のSky Tonightアプリで詳しいタイミングを確認できます。この記事では、皆既月食を観測するための最適な場所やポイントをご紹介します！
目次
2025年3月の月食の可視マップ
2025年3月13日～14日にかけての皆既月食の皆既状態は、GMT 06:26から07:32まで（日本時間15時26分から16時32分）続きます。この時間帯があなたの地域の夜に当たる場合、「赤い月」の皆既月食を観測できます。現地時間に変換して、皆既月食が見えるかどうかを確認しましょう。以下に、詳細な月食のスケジュールを紹介します。
地域によっては、月が遅く昇ったり、早く沈んだりするため、皆既月食の全過程を見られる場所と、一部のみ観測できる場所があります。
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皆既月食の全過程が見られる地域：北米・南米、西ヨーロッパ、西アフリカ
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部分的に月食が見られる地域：ヨーロッパ、アジアの大部分、オーストラリア、アフリカ、北米・南米全域、太平洋、大西洋、北極、南極
日本では北海道などで、欠けた月が昇る月出帯食が見える可能性はあるものの、月の出から部分食終了まで10分程度しかなく月が非常に低いため、観察は非常に難しいです。
月食は自分の地域で見られる？
月食が自分の地域で見えるか簡単に確認するには、無料の天文アプリSky Tonightを使いましょう。
検索フィールドに「皆既月食」と入力し、一致する結果をタップすると、画像の下に自分の地域での可視時間が表示されます。もし月食が見えない場合は、「現在地に可視性」の時間の下に注意書きが表示されます。
詳しい可視マップを確認するには、画像を左にスワイプするか、右上の青いマップアイコンをタップしてください。マップをズームインして自分の地域を探し、右上の「i」ボタンをタップすると、マップの色の意味を確認できます。
食の間の月の位置を空マップで確認するには、ターゲットボタンをタップしてください。スマホの画面を実際の空と一致させるには、コンパスボタンをタップし、白い矢印に従って端末を動かします。月の位置を事前に確認し、観測の計画を立てましょう！
2025年3月の月食の時間
この皆既月食は夜更かし派にぴったりのイベントです！真夜中に起こります。
下のマップの赤い線は、月食の最大食が真夜中頃に発生する地域を示しています（この線は月が最大食の時に子午線上にある場所を示しています）。
2025年3月13日〜14日の皆既月食の詳細なスケジュールを以下に示します。正確な時間はタイムゾーンによって異なるため、ローカル時間に変換してください。各段階で何が起こるかについては、次のセクションをご覧ください。
- 半影食の開始：03:57 GMT（12:57日本時間）
- 部分食の開始：05:09 GMT（14:09日本時間）
- 皆既食の開始：06:26 GMT（15:26日本時間）
- 最大食：06:58 GMT（15:58日本時間）
- 皆既食の終了：07:31 GMT（16:31日本時間）
- 部分食の終了：08:47 GMT（17:47日本時間）
- 半影食の終了：10:00 GMT（19:00日本時間）
月食全体の継続時間は6時間3分ですが、月が地球の本影に完全に入り、赤黒く見える皆既食の時間は1時間5分のみです。
皆既月食中に何が起こるのか？
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半影食の開始：月が地球の半影（外側の影）に入ります。月の明るさがわずかに低下し始めますが、その変化は非常に微妙で、肉眼ではほとんど気づかないこともあります。
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部分食の開始：月が地球の本影（暗い内側の影）に入り始めます。月の一部が影に覆われ、「かじられた」ような形に見え始めます。
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皆既食の開始：月全体が地球の本影に完全に入り、赤銅色に染まります。これがいわゆる「ブラッドムーン」です。より鮮明に観測するには双眼鏡や望遠鏡を使用するのがおすすめです。写真を撮る場合は、三脚を使い、露出時間を数秒に設定すると良いでしょう。
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皆既食の終了：月が本影から抜け出し始め、赤みが次第に消えていきます。この時点で、再び「かじられた」ような形になりますが、今度は反対側が暗くなります。
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部分食の終了：月が完全に本影から抜け出し、再び半影の中に入ります。半影による暗さの変化はごくわずかで、観察するのは難しいかもしれません。
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半影食の終了：月が地球の半影から完全に抜け、月食が終了します。
2025年3月の皆既月食はどのように見える？
2025年3月の皆既月食では、月が赤く染まります。しかし、過去の一部の月食ほど暗くなるわけではありません。これは、月が地球の影の最も深い部分（下の画像の内側の円の中心）を通過しないためです。そのため、月は明るめの赤色や銅色に見えると予想されます。
また、今回の月食ではマイクロムーンが見られます。つまり、月が地球からやや遠い位置にあり、通常よりもわずかに小さく見えることになります。ただし、その違いはごくわずかで、肉眼ではほとんど気づかないかもしれません。
月食は現在の地域からどう見える？
自分の地域から月食がどのように見えるか知りたいですか？Eclipse Guideアプリを使えば、インタラクティブなマップで月食の全過程をプレビューでき、月の向きも地域に合わせて調整されます。
アプリでは、現地時間での月食の正確な時刻、最適な観測スポットなどを確認できます。さらに、アラームや通知を設定して、大事な瞬間を見逃さないようにすることも可能です。
2025年には4回の月食と日食が発生します。その最初が3月の皆既月食で、2週間後には3月29日部分日食が続きます。今すぐEclipse Guideアプリをダウンロードして、すべての食に備えましょう！
次の月食はいつ？
2025年3月のブラッドムーンを見逃しましたか？心配いりません。次の皆既月食がもうすぐやってきます！
2025年9月7日～8日の夜、月は再び地球の最も暗い影を通過し、1時間22分間赤く染まります。この月食は、ヨーロッパ、ロシア、アジア、オーストラリア、アフリカ、南極で観測可能です。
今後の月食・日食の詳細については、定期更新されるインフォグラフィックをご覧ください！
2025年3月の月食：まとめ
2年半ぶりの皆既月食が2025年3月13日～14日の夜に起こります。北・南アメリカ、西ヨーロッパ、西アフリカにお住まいの方は、赤く染まる月を観測できます！東日本では、部分月食の終わりが月の出で短時間見えます。この月食を待ちわびていた人も多いはず。晴天になることを願いましょう。月食のスケジュールを確認し、月が自分の空のどこに見えるのか知りたい場合は、無料のSky Tonightアプリを活用してください。
待っている間に、日食と月食に関するクイズであなたの知識を試してみませんか？
