2月末の天体観測

~3 min

今週の天体観測では、どんな星を見たいですか?今日の記事では、2021年2月23日から28日までの夜空で観察できるものについてご紹介します。

2月の月

は2週連続で、世界中の夜空を見る人々の上に明るく輝くでしょう。今週の月と天体の動きをこれから見ていきましょう。

火曜日の夜、月はふたご座タウ星と呼ばれる中程度の明るさの星のすぐ近くを通過します。ふたご座タウ星は双子のポルックスの東側の手を表しています。この天体イベントは双眼鏡や望遠鏡でとてもきれいに見えるでしょう。

水曜日の夜、ほぼ満月になった月は、かに座にあるさらに大きな散開星団であるプレセペ星団の左上を通過します。この星団は黄道の近くにあるので、月と惑星もよく近くに来るのです。

木曜日から土曜日まで、非常に明るい月がしし座の一群とその中で最も明るい星であるレグルス星を横切ります。月は土曜日の朝8時17分(GMT)に正式に満月になります。2月の満月についての詳細は、今後の記事でご紹介します。

明るい惑星

火星と天王星は、今日の夜空に観測できる唯一の惑星です。かすかに見える海王星は日没後の西の黄昏の空に紛れ込み、水星、金星、木星、土星はすべて、南東の夜明け前の空に隠れる太陽のすぐ西に隠れています。天体が見えやすくてもそうでなくても、Star Walk 2を利用すればいつでも天体を観察できることをお忘れなく。拡張現実機能を使えば、お家にいても星空が目の前に広がるでしょう。

火星は今週、パーサヴィアランスとその小さなドローンヘリコプターであるIngenuityが着陸に成功したことでニュースになりました。毎晩、夕暮れから真夜中近くまでの間に赤みがかった小さな火星を見つけることができますが、望遠鏡で見る姿は毎週見るたびに小さく暗くなってきています。火星は現地時間の午前1時直前に沈むので、まだ空の高い位置にあるうちに早めに観察してください。

一方、遠くにあり薄暗く見える天王星は火星の右下にくるでしょう。おひつじ座の一群で最も明るい2つの星であるマグニチュード2.0の星ハマルと、それよりちょっと暗いマグニチュード2.6の隣の星シェラタンは天王星の右上にきます。天王星がまだ空の高い位置にあり、地球の大気で見えにくくならないうちに、夕方の早めの時間に観察するとよいでしょう。

土星水星は、現地時間の午前6時頃にまず一緒に上昇します。土星は、水星の右側の手のひらの幅よりも小さい位置に来るでしょう。スピーディーな水星は、今週中に土星から少し遠くに移動します。水星は土星のほぼ2倍の明るさで輝くので、最初に水星を見つけるとよいでしょう。その20分後には、はるかに明るい木星が上昇しますが、その間、空はさらに明るくなります。木星は水星のの数度左下に位置し、その距離は今週徐々に近づいていくでしょう。

以上が今週おすすめの天体観測です。観察をお楽しみください!

テキストクレジット:
Trustpilot